トヨタ 新型「パッソ」をフルモデルチェンジ 燃費、居住性、走り、低価格をアピール

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パッソX

2016年4月12日、トヨタはパッソのフルモデルチェンジを行ない、3代目新型パッソを発売した。標準モデル「X」グレードと、より上質さを強調した新グレード「MODA(モーダ)」という2つのラインアップを展開している。

新型パッソのコンセプトは、「街乗りスマートコンパク」とし、コンパクトカーの基本要素である燃費性能はもちろん、使い勝手のよいパッケージング、コンパクト・サイズでありながら安心感のある走りを追求している。また、Aセグメントのコンパクト・ハッチバックとして全方位で性能、機能を熟成させる一方で、価格は軽自動車と同等とし、商品力を大幅に高めていることが一番の注目点だろう。

なお従来と同様にダイハツとの共同開発モデルで、ハードウエアの開発、生産はダイハツが担当している。そのため詳細情報は同日に同時発売されたダイハツの新型ブーンの記事を参照されたい。

パッソX
パッソX

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トヨタ、ダイハツは2016年1月29日にダイハツの完全子会社化計画を発表しており、今後はトヨタ社内のダイハツ部門がトヨタのAセグメントの開発を担当することになっている。ただし販売はダイハツ・ブランド、トヨタ・ブランドの併売という形になる。今回の新型パッソは子会社化発表の以前に企画・開発されたモデルだが開発はダイハツが担当している。

パッソ MODA
パッソ MODA

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新型パッソが搭載するエンジンは改良された1.0L・3気筒の1KR-FE型のみとなり、従来型に設定されていた1.3L・4気筒の1NR-FE型は採用されていない。改良された1KR-FE型とCVTとの組み合わせで、FFモデルはガソリン・エンジン車でNo1となるJC08モード燃費28.0Km/Lを達成している。

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パッソ MODA ブラックルーフ・ツートーン(オプション)

ボディサイズは全長3660mm、全幅1665mmは従来とほぼ同等で、Aセグメント・サイズを守っている。ホイールベースは50mm延長され2490mmとなっている。またフロントのトレッド幅を拡大し、サスペンションを改良することで最小回転半径4.6mと小回り性を向上。室内はパッケージングを見直し、前後シート間の距離を拡大し、リヤ席の足元スペースを増大させるなど居住性を高めている。

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走りの面ではボディの高剛性化、サスペンションの強化などにより、フラットな乗り心地と安心感の高い走りを追求。またドライバー支援システムとして、ダイハツのスマートアシストⅡを新設定している。

グレードは、標準モデルの「X」、より上質感を強調した「MODA」の2種類で、それぞれに4WDも設定されている。MODAはサテンメッキのフロントグリル、A、Bピラーのブラックアウト、ハイ/ロービームを一体化したLEDライトを採用している。

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女性ユーザーを意識し、ウインドウ・ガラスはUVカットタイプを全面採用

「X」は、G、Lパッケージ、LパッケージS、S、というパッケージを設定。G 、LパッケージS、SにはスマートアシストⅡが装備される。「MODA」はGとSパッケージが設定されている。

新型パッソはAセグメントのコンパクト・ハッチバックとして全方位で性能、機能を熟成させる一方で、価格は軽自動車と同等とし、商品力を大幅に高めていることが一番の注目点だろう。

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