トヨタとダイハツ、2017年元日に新興国小型車カンパニーを発足

トヨタ自動車とダイハツ工業は、2017年1月1日付で新興国小型車カンパニーを正式に発足する。

新興国を第一に考え、従来の常識、ルールに捉われることのない新たな仕事の進め方を構築し、ダイハツの良品廉価なものづくりをベースとした競争力のある「もっといいクルマ」を市場に投入していくのが狙い。

カンパニー内に新興国小型車商品・事業企画部、新興国小型車製品企画部と新興国小型車品質企画部の3部を設置。また、トヨタ モーター アジア パシフィック エンジニアリング アンド マニュファクチャリング(TMAP-EM)の名称をトヨタ ダイハツ エンジニアリング アンド マニュファクチャリング(TDEM)に変更し、本カンパニーに属する事業体とする。ちなみに、本カンパニーのChairmanにはダイハツ取締役社長の三井正則、Presidentにはトヨタ常務役員の小寺信也が就任することとなっている。

両社にまたがる新興国小型車商品・事業企画部は、新興国におけるトヨタブランド車のラインアップや全体戦略の立案など、商品・事業全般に関する企画業務を行なう。新興国向け小型車の製品開発は、基本的にダイハツが担当するが、カンパニー内の新興国小型車製品企画部と新興国小型車品質企画部が、トヨタブランド車としての最終的な開発・品質責任を担う。また、従来、TMAP-EMは、トヨタの現地生産車種の開発、調達、生産準備支援機能を果たしてきたが、本カンパニー設置にあたり、ダイハツ主体の新興国向けの小型車づくりを支援する機能も担うことになる。なお、2017年1月より社内の新たな体制を順次整えていく。

概念図

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