軽商用EVバンをトヨタ、ダイハツ、スズキが共同開発。ようやく導入決定

トヨタ、ダイハツ、スズキは2025年1月29日、3社で共同開発した軽商用EVバンを2025年度中に、それぞれ導入を目指すことを決定したと発表した。

この軽商用EVバンはスズキ、ダイハツの軽自動車づくりのノウハウとトヨタの電動化技術を統合し、軽商用バンに最適なEVシステムを搭載した3社共同開発のモデルだ。

企画にあたっては、大型トラックの共同開発会社「Commercial Japan Partnership Technologies(CJPT)」も参画することで、効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様を追求している。一充電当たりの航続距離は200km程度を見込んでおり、配送業務などのニーズに適合する車両としている。

この軽商用EVバンは、当初は2023年後半から2024年に発売予定としていたが、日野自動車の型式認証不正事件によりCJPTの活動が停滞したことに加え、ダイハツも型式認証試験における不正が発覚したことで、約12ヶ月もプロジェクトが遅延。ようやく発売の目処が立ったという状況である。

軽商用EVバンは、先発の三菱ミニキャブMiEV、ホンダのN-VAN e:に続く第3弾で、ようやく2025年中に3車種のラインアップが揃うことになる。

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