トヨタ自動車は、2018年3月および2017年度のトヨタ、ダイハツ工業、日野自動車の生産、国内販売、輸出の実績を発表した。
<2018年3月>
2018年3月の国内生産に関しては、トヨタは30.4万台(前年同月比101.0%)と、6ヶ月連続で前年同月実績を上回った。ダイハツは9.0万台(前年同月比100.1%)と、23ヶ月連続で前年同月実績を上回った。日野は15.1千台(前年同月比108.0%)と、6ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。合計は40.9万台(前年同月比101.0%)で、6ヶ月連続で前年同月実績を上回る結果であった。
国内販売は、トヨタは18.8万台(前年同月比91.4%)と、前年同月実績を下回った。そのうちレクサスブランド車の販売は7769台(前年同月比138.1%)、軽自動車の販売は、4,022台(前年同月比127.1%)。除軽市場におけるシェアは42.0%(前年同月差-1.9ポイント)で、含軽市場におけるシェアは28.2%(前年同月差-1.6ポイント)であった。
ダイハツは7.56万台(前年同月比104.0%)と、12ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。そのうち軽自動車の販売は7.23万台(前年同月比102.0%)と、3ヶ月連続で前年同月実績を上回った。軽市場におけるシェアは31.5%(前年同月差+0.8ポイント)である。
日野は9.8千台(前年同月比85.3%)と、5ヶ月振りに前年同月実績を下回った。そのうち、普通トラックの販売は5.2千台(前年同月比72.1%)と、前年同月実績を下回り、普通トラック市場(輸入車を除く最大積載量4t以上のトラックの市場)におけるシェアは41.7%(前年同月差-2.2ポイント)であった。
合計は27.3万台(前年同月比94.3%)で、前年同月実績を下回っている。含軽市場におけるシェアは41.0%(前年同月差-0.9ポイント)である。
輸出は、トヨタは北米・中南米・アジア・オセアニア・中近東に向けた輸出が増加し、17.3万台(前年同月比112.9%)と、6ヶ月連続で前年同月実績を上回った。ダイハツは2017年5月から輸出が0台で、日野は北米・中南米・オセアニア・アフリカに向けた輸出が増加し、7.1千台(前年同月比108.7%)と、2ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。合計は18.0万台(前年同月比112.7%)と、8ヶ月連続で前年同月実績を上回る結果となった。
海外生産は、トヨタは北米・欧州・アジア・オーストラリアで減少し、50.6万台(前年同月比91.3%)と、前年同月実績を下回った。ダイハツはインドネシアで増加し、3.3万台(前年同月比109.8%)と、2ヶ月振りに前年同月実績を上回っている。日野もアジアで増加し、4.7千台(前年同月比127.3%)と、9ヶ月連続で前年同月実績を上回った。合計は55.4万台(前年同月比94.2%)と、前年同月実績を下回っている。
<2017年度>
2017年度(17年4月〜18年3月)の実績を見ていこう。
まず国内生産は、トヨタは319.9万台(前年度比100.3%)と、2年連続で前年度実績を上回った。ダイハツは92.8万台(前年度比120.1%)と、2年連続で前年度実績を上回っている。日野は15.9万台(前年度比107.2%)と、2年連続で前年度実績を上回った。合計は428.6万台(前年度比104.3%)で、2年連続で前年度実績を上回る結果であった。
国内販売は、トヨタは159.7万台(前年度比97.6%)と、3年振りに前年度実績を下回っている。そのうちレクサスブランド車の販売は5万2658台(前年度比107.2%)で、軽自動車の販売は3万2399台(前年度比109.2%)であった。除軽市場に占めるシェアは46.9%(前年度差-1.0ポイント)で、含軽市場におけるシェアは30.7%(前年度差-1.5ポイント)である。
ダイハツは64.3万台(前年度比110.3%)と、4年振りに前年度実績を上回った。そのうち軽自動車の販売でも、61.1万台(前年度比106.7%)と、4年振りに前年度実績を上回っており、軽市場に占めるシェアは32.9%(前年度差-0.4ポイント)であった。
日野は、6.7万台(前年度比99.7%)と、8年振りに前年度実績を下回った。そのうち普通トラックの販売は3.4万台(前年度比92.9%)と、8年振りに前年度実績を下回り、普通トラック市場に占めるシェアは37.7%(前年度差-0.01ポイント)である。
合計は230.7万台(前年度比100.9%)。2年連続で前年度実績を上回り、含軽市場に占めるシェアは44.4%(前年度差-0.6ポイント)であった。
輸出は、トヨタは北米・中南米・アジア・オセアニア・中近東・アフリカに向けた輸出が増加し、188.2万台(前年度比109.0%)と、5年振りに前年度実績を上回った。ダイハツは輸出が1台で、日野は北米・欧州・アジア・オセアニア向けが増加し、8.0万台(前年度比109.9%)と、7年振りに前年度実績を上回る結果となった。合計は196.3万台(前年度比109.1%)。5年振りに前年度実績を上回っている。
海外生産は、トヨタは北米・アジア・オーストラリア・アフリカで減少し、572.5万台(前年度比97.2%)と、2年振りに前年度実績を下回っている。ダイハツはインドネシアで減少し、34.5万台(前年度比94.0%)と、こちらも2年振りに前年度実績を下回った。日野はアジアで増加し、4.2万台(前年度比122.3%)と、3年連続で前年度実績を上回った。合計は613.2万台(前年度比97.4%)と、2年振りに前年度実績を下回る結果となった。