2014年11月26日、トヨタはLEDの独立制御により従来よりも細やかな配光制御を可能とする次世代照明技術「LEDアレイAHS」を開発し、2015年に発売する新型車に採用すると発表した。
今回発表したLEDアレイAHS(アダプティブ・ヘッドライトシステム)は、一列に配置した複数のLEDをハイビームの光源を独立制御することで、先行車・対向車を眩惑することなく従来より広い範囲を照射することができるというもの。アウディのマトリックスLEDヘッドライトと同様のシステムだ。
このヘッドライトは先行車と対向車がすれ違う際の両車の間の空間などを照射し、横断歩行者などの発見をしやすくする他、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、様々な走行シーンに応じた配光制御ができる。
また、ステアリング操作に連動した配光で、カーブの先を照射して進行方向の視界確保を支援するカーブ時配光機能も装備。LEDアレイAHSはこれらの機能を組み合わせ、夜間走行時の視界確保を支援するシステムとなっている。