【トヨタ】4WD車の頂点に立つランドクルーザーに先進技術を導入。どこが変わったのか?

新型ランドクルーザーの画像
↑写真のクルマはZX(ホワイトパールクリスタルシャイン) のオプション装着車

2011年12月19日、トヨタはランドクルーザーをマイナーチェンジ。全国のトヨタ店(大阪地区は大阪トヨペット)を通じて2012年1月6日より発売する。 今回は「マルチテレインセレクト」などの先進技術を導入してオフロードの走行性能を進化させたことが最大のニュース。さらに外観の意匠変更により風格を高め、本格派4WD車の頂点に立つ最上級SUVとしてのあるべき姿を追求した。

ランドクルーザーは1951年の発売以来、累計販売台数が世界100カ国以上の国・地域で約650万台を数えている。半世紀以上にわたって、その卓越した耐久性・信頼性・悪路走破性が支持されてきた。

今回の改良ではまず、砂地・がれき・モーグル・岩石路など走行環境に応じて、スイッチ操作でトラクションやブレーキの制御を切り替え、オフロードの走破性を高める「マルチテレインセレクト」が採用された。さらに車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる「マルチテレインモニター」も新たに採用。また、ステアリング操作のみでの極低速走行が可能な「クロールコントロール」は速度設定を5段階(従来 は3段階)にするとともに、クロールコントロール走行時にタイトなコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」を搭載した。

エクステリアではフロントバンパー&グリル、フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、サイドプロテクションモール、アルミホイール(18インチ・20インチ)を意匠変更したほか、プロジェクター式ヘッドランプとLEDポジショニングランプを新採用するなど、「The King of 4WD」にふさわしい力強い構えと風格を一段と強調したスタイルとしている。

また、サイドターンランプ付きドアミラーや雨滴センサー付きフロントオートワイパーなどを標準装備したほか、ボディカラーには新色のアティチュードブラックマイカ(写真下左)、ベージュマイカメタリック(写真下右)を含む全7色を設定した。

新型ランドクルーザーの画像新型ランドクルーザーの画像

インテリアにおいては、内装及びシート色に明るく上品な新色シェルを含む全3色を設定したほか、インストルメントパネルなどに光沢のある木目調加飾を採用して上質感を演出している。

さらにZXとAX“Gセレクション”にステアリングヒーターを新たに装備。ZXのフロントシートにシートベンチレーション(送風タイプ)機能、サードシートには格納・固定がセミパワーで可能な機能を標準装備した。これに加えて視認性に優れた大型カラーTFT(液晶画面)のマルチインフォメーションディスプレイを採用することで、走行状態やタイヤ切れ角などオフロード走行に必要な情報をはじめ、燃費や矢印ナビなど、さまざまな車両情報を表示できるようになった。

なお、月販目標台数は300台を予定している。

新型ランドクルーザーの価格表の画像

 

トヨタ公式Web

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