【トヨタ】 EV/PHV向け充電スタンド「G-Station」を開発

2011年6月14日、トヨタと同社のIT事業会社であるトヨタメディアサービスは、EV(電気自動車)とPHV(プラグインハイブリッド車)向けに充電スタンドのG-Station(ジーステーション)を共同で開発し、7月上旬よりトヨタメディアサービスから販売することを明らかにした。

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G-StationはEV/PHV向けの200V充電スタンドであり、非接触型ICカードでの認証機能に加えて、通信機能にも対応。インターネットを介して、先にマイクロソフトコーポレーションと共同で発表したグローバルクラウドプラットフォームを活用した「トヨタスマートセンター」に接続できるのが特徴だ。

利用者は、充電完了の通知をメールで受け取ることができるほか、G-Stationの位置や空き状況をスマートフォンや携帯電話を通じて確認することができる。一方で設置者は、利用者ごとの使用履歴の確認や、必要により使用回数や時間に応じた課金や、ポイント供与などをできるほか、G-Stationの稼動状態 を遠隔からモニターすることも可能だ。

また、トヨタのG-BOOK対応ナビやスマートフォン向けの情報サービスsmart G-BOOKでは、付近のG-Stationをナビ地図上に表示すると同時に目的地としてルート設定が可能。そのほか、トヨタスマートセンターを通じてG-Stationの位置情報や空き状況はオープンな情報としてデータを公開し、一般の地図情報サイトへの掲載や、市販ナビへの掲載も可能だ。

G-Stationは国内主要EV/PHVの充電方式に対応しており、トヨタ車以外のEVも利用可能。普及型のタイプAと高機能型のタイプBを用意し、タイプAは本体価格28万円(税別)と、インターネットに接続できる充電スタンドとしては業界最廉価だ(トヨタ調べ)。

トヨタメディアサービスでは全国のトヨタ販売店にはもちろん、順次、ショッピングモールやファミリーレストランなどの集客施設にも販売を拡大していく方針で、2012年末までに約3000台の販売を見込んでいる。

なお、トヨタはG-Stationを6月15日から17日にかけて東京ビッグサイトで開催された「スマートグリッド展2011」のトヨタブースに展示した(写真はそのブース風景)。

トヨタ公式Web

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