レヴォーグは2014年4月にスバルのGTツーリング コンセプトを具現化した日本市場専用のスポーティなステーションワゴンとしてデビューした。デビューから3年が経過し、Dタイプが登場。
Dタイプ(2017年モデル)
2017年8月にレヴォーグは大幅改良が行なわれ、Dタイプとなった。このDタイプから標準装備されるアイサイトの機能に、新たに全車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をサポートする「アイサイト ツーリングアシスト」機能が追加搭載された。それに合わせ、呼称も従来のアイサイトver3から「アイサイト ツーリングアシスト」に変更されている。
この機能により、クルーズコントロールは渋滞時なども含めた全車速でのステアリング操舵アシスト付き前走車追従走行が可能になり、国産車では、運転支援システムの最先端に位置することになった。
また同時に、後退時自動ブレーキシステム、フロントビューモニター、スマートリヤビューミラー、ステアリング連動ヘッドランプなどの先進安全機能を新たに追加しており、全方位の安全性を一段と高めている。
この他に、サスペンションと電動パワーステアリングの改良(STIスポーツ除く)により、乗り心地や操縦安定性、操舵フィーリングを高めたほか、ボディの各所に振動騒音対策を追加し、走行時の静粛性をクラストップレベルに向上。また、1.6Lエンジンは制御を見直し、実用燃費を向上させている。
エクステリアは、フロントグリルやフロントバンパー、LEDヘッドランプのデザインを変更。フロントフォグランプにLEDを採用している。またGT-S、S-スタイルの各グレードには新しいデザインのアルミホイールを採用。ボディカラーには新色のストームグレー メタリックも新設定している。
インテリアは、インスツルメントパネルやセンターコンソール、センターパネルをはじめとする各種パネルをこれまでより質感の高い材質に変更し質感を向上。またナビゲーションは8インチ・ディスプレイに対応し、ビルトインナビのデザインも新しくしている。
また、これまでインパネ中央上部に搭載されていたマルチファンクションディスプレイを5.9インチの大型カラー液晶に変更し、より高精細で見やすい車両情報表示としている。
その他に利便性を高めるためにリヤシートの分割方式を40:20:40分割式に変更。これまで本革シート装着車にのみに設定されていたシートヒーターは、1.6GTアイサイトを除くグレードに標準装備化するなど、装備の充実も行なわれた。
これらの大幅な改良により、発売直後は1.6GT-S アイサイト、1.6 STIスポーツ アイサイト、2.0STIスポーツ アイサイトなどの上級グレードがベストセラーになっている。
オプションの「アイサイト セーフティプラス」は、後側方警戒支援システム、ハイビームアシスト(自動防眩ルームミラー付)、フロント&サイドビューモニター/スマートリヤビューミラーをセットにしたフルオプション装着率が全体の93.2%に達するなど、安全+運転支援システムがユーザーに高く評価されていることをわかる。
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