【TAS2025】SUBARU/STI 2025シーズンのモータースポーツ参戦体制発表 SUPER GT GT300 のBRZはフルモデルチェンジ

スバルテクニカインターナショナル(STI)は2025年1月10日、東京オートサロン2025の会場で、2025年のモータースポーツ活動について発表した。

スーパーGT GT300

2025年シーズンも引き続きGT300クラスに、「BRZ GT300」で参戦する。チーム総監督は小澤正弘、チーム運営は「R&D SPORT 」が担当し、R&D SPORTの澤田稔が監督を務める。そしてドライバーは従来通り井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制で臨む。

なお、2025年から導入されるFIA国際規格のロールケージに合わせ「BRZ GT300」は新たにレース車両を開発し、開幕戦からこのニュー「BRZ GT300」で出場する。

ニュー「BRZ GT300」はフロントタイヤサイズがダウンするレギュレーションに合わせ、エアロ・コンセプトを一新。空力性能を向上させ、タイヤパフォーマンスを引き出すセットアップを、より進化させている。

ニュルブルクリンク24時間耐久レース

第53回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ・プファルツ州アイフェル、6月19日~6月22日)のSP4Tクラスに、「WRX NBR CHALLENGE」で参戦する。

チーム監督は沢田拓也、ドライバーはカルロ・ヴァンダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、佐々木孝太選手(日本)、久保凜太郎選手(日本)という2024年の体制と同じ4名で臨む。


2024年SP4Tクラスで初優勝した車両にさらなる改良を加え、SP4Tクラスの二連覇を目指すことになる。

また、このレースには今回も全国の販売店から選抜された8名の精鋭メカニックがチームに参加し、レースをサポートする。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は1990年より継続して行なっており、メカニックの技術力向上により顧客へのフィードバックを行なうとともに、スバル、STI、販売店などグループが一体となってレースを支援する体制としている。

全日本ラリー選手権
2025年シーズンも引き続き、WRX S4をベースにした車両でシリーズ参戦する新井敏弘選手のチーム運営サポートを行なう。 FA24型2.4L直噴ターボエンジン、スバルグローバルプラットフォームによるベース車の高いポテンシャルを発揮し、シーズンを通してクラス上位入賞を狙う。

また、各競技会場に販売店から選抜されたメカニックが新井選手の競技車両メンテナンスサポートを実施する。

トヨタGAZOOレーシング GR86/BRZ Cup
2025年シーズンもこれまで通り、トヨタGAZOO レーシングに協力し大会運営をサポートするとともに、STIがサービスチームを派遣しBRZ Cup Car Basicで参戦するユーザーを支援する。

スーパー耐久シリーズ ST-Qクラス

2025年シーズンも引き続き人財育成と次世代商品への技術的なフィードバックを目的として、技術本部の「ワークスチームであるTeam SDA Engineering」で、スーパー耐久シリーズに参戦する。

チーム体制は、社内エンジニアを主として、代表は本井雅人、監督は伊藤奨、ドライバーは井口卓人選手、山内英輝選手と、社員ドライバーの伊藤和広、花沢雅史がステアリングを握る。

参戦車両は、2024年シーズンに引き続き「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT(HPX FC)」とし、水平対向4気筒ターボエンジン(スポーツユニット)のカーボンニュートラル燃料の検証を含めた環境対応と、エンジン出力をはじめとした高性能化の両立を目指しながら、AWD駆動力制御など、各種将来技術をレースの現場でさらに熟成していく。

また、航空宇宙カンパニーとの社内連携による、航空機部品の廃材を使用した再生カーボンによる機能パーツの採用を拡大する。

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