日産自動車は2015年10月16日、同社の中国の合弁会社である東風日産乗用車公司が新型キャシュカイを発売したと発表した。新型キャシュカイは洗練されたデザインとプレミア感ある内装を併せ持ち、運転する楽しさを感じることのできるクロスオーバーを目指して開発。その卓越した走行性能により、中国の都市部を中心とした活力にあふれる若者たちをターゲットとして訴求。販売価格は13万9800人民元（約262万円/1人民元=18.74円で計算）からとなっている。
新型キャシュカイのプラットフォームはルノー・日産アライアンスのコモン モジュール ファミリー（CMF）がベース。パワートレーンは7速マニュアルモード付きの新世代エクストロニックCVT。パワーユニットには2.0L直噴エンジンに加えて、ターボチャージャー付き1.2L直噴エンジンも設定されている。また走りの質を高めるため、独立懸架サスペンションに加えてアクティブ ライドコントロール、アクティブトレースコントロール、アクティブエンジンブレーキ、ダブルモード車速感応式パワーステアリング、インテリジェントパーキングアシストなど、多くの先進技術を搭載している。
この新型キャシュカイはヨーロッパでデザインされ、そのダイナミックでアスリート感あふれるスタイル は、日産の最新のグローバルデザインランゲージであるVモーショングリルやブーメランシェイプのLED ヘッドランプなど、特徴的なシグネチャーを採用している。また2646mmのホイールベースがドライバー中心のコクピットまわりや同乗者席にゆとりある空間を与えるとともに、長時間走行時の疲れを軽減するゼログラビティシートがさらなる快適さを提供している。
なお自動ブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、おなじみのアラウンドビューモニター、移動物検知や車線逸脱防止支援システム、後側方車両検知警報と いった最新のセーフティシールド技術も多数採用されている。
東風日産の総経理である打越晋は、「新型キャシュカイは卓越した外観デザインと機能性により、 中国市場においても次の“ゲームチェンジャー”となるでしょう。新型キャシュカイは中国の若いお客さまを魅了し、本セグメントにおける東風日産のリーダーシップをさらに強化していくことでしょう」とコメントした。
