日産 クルマの中でWEB会議をゼンリンなど5社が実証実験

日産、ゼンリン、大日本印刷、ソフトバンク、クワハラの5社は2021年5月25日、クルマでの移動中に快適にWEB会議ができる「移動会議室」の実証実験を、東京都と神奈川県の一部地域で6月28日から約3ヶ月間実施すると発表しました。

この実証実験では「移動時間を有意義に活かす」をコンセプトに、高級ミニバンの後部座席でWEB会議が問題なく行なえる環境にすることや、移動しながらの打ち合わせやプレゼンテーションなどをより効果的に実施できるよう検証し、効率的で安全、安心な働き方の実現を目指します。

「移動会議室」の実証実験の概要

期間:2021年6月28日~9月24日(8月9日~13日を除く)
日時:平日9:00~18:00(土日祝日は運休)
地域:出発地と到着地が東京都23区一部区域内および神奈川県の横浜市内・川崎市内・横須賀市内(練馬区・板橋区・北区・足立区・葛飾区・江戸川区・荒川区を除く)
車両:日産「エルグランド」(VIP 2列シート)

車両は、ゆったり座れる日産のミニバン「エルグランドVIP2列シート」を採用。後部座席の前面に大画面(32インチ)のディスプレイを設置するなどの改装を行ない、会議室に必要な機能を搭載。

WEB会議用の通信回線として、ソフトバンクが提供する5Gを含むネットワークを利用し、快適な通信環境を実現。

前席に会話の内容が漏れないよう、前席と後部座席の間には遮音壁を装備することで秘匿性の高い会議にも安心して利用できるというものです。

会議終了前に目的地に到着した場合は、DNPが開発する専用のコミュニケーションツールを用いて運転手と連絡を取り、駐停車可能な場所に車両を停めて会議が終了するまで「移動会議室」を利用可能に。

なお、このコミュニケーションツール上では、ゼンリンが提供する「ZENRIN Maps API」により、現在の走行位置を住宅地図レベルまで詳細に確認することが可能。

高級ワンボックスタクシー・ハイヤー事業を展開してきたクワハラが、この車両の運行サービスを提供することになります。

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