日産、フォーミュラEチーム「e.dams」の株式を取得しパートナーシップを強化

日産自動車は2018年9月12日、「ABB FIAフォーミュラE選手権」でのデビューに向け、同選手権のシリーズタイトル獲得経験を持つe.damsの株式を取得し、同社とのパートナーシップをより強固なものにしたと発表した。
日産 フォーミュラEチーム e.dams

日産は2018−2019シーズンの電気自動車フォーミュラカーレース「ABB FIAフォーミュラE選手権」に、日本の自動車メーカーとして初めて参戦することが決定している。
今回、日産がパートナーシップを強化したe.damsは、30年以上にわたりヨーロッパのオープンホイール・カテゴリーにおいて優れた成績を収めてきたレーシングチームであるDAMSをベースとするもの。現在は共同創設者のジャンポール・ドリオがチーム監督を務めている。
日産 フォーミュラEチーム e.dams

フランスのル・マンに拠点を置くe.damsは、日産のアライアンスパートナーであるルノーとパートナーシップを組み、フォーミュラEが発足してから3年連続でチームタイトルを獲得。またフォーミュラEにおける最多勝利と最多ポールポジション獲得の記録も保持している。

日産 フォーミュラEチーム e.dams ルー ドゥ・ブリース ジャンポール・ドリオ マイケル・カルカモ
日産グローバルマーケティング、ブランドストラテジー担当常務執行役員 ルー ドゥ・ブリース氏(左)
e.dams共同創設者およびチーム監督 ジャンポール・ドリオ氏(中央)
日産グローバル・モータースポーツ・ディレクター マイケル・カルカモ氏(右)

日産のグローバルマーケティング、ブランドストラテジー担当常務執行役員のルー ドゥ・ブリース氏は
「日産はフォーミュラEシリーズへの参戦に向け、e.damsとパートナーシップを結ぶことで、彼らの持つレースやチャンピオンシップでの勝利に向けたノウハウを活用することが可能になりました。フォーミュラEのシーズン5は、参戦する全チームが新開発のマシンとパワートレーンを採用することが義務付けられており、チャンピオンシップはさらに厳しいものになるでしょう。日産はパートナーシップへのコミットメントの一環として、e.damsの株式を取得しました。ジャンポールや彼のチームとともに戦いに挑めることをとても楽しみにしています」と語っている。

またe.damsのチーム監督であるジャンポール・ドリオ氏は
「私たちは日産とともに、この先に待ち受ける新たなチャレンジに取り組んでいきます。私たちは、これまでフォーミュラEで築いてきた歴史を大変誇りに思っており、これから新たなパートナー、新たなマシンとともに、シリーズの歴史に新たな1ページを刻むことを、とても楽しみにしています」と語っている。

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