デトロイトモーターショー2018
日産自動車は2018年1月15日、2018年北米国際自動車ショーにて「Qインスピレーションコンセプト」を世界初公開した。可変圧縮比エンジン「VCターボ」と自動運転技術の搭載と、ヒューマンセントリックなインテリアデザインの採用によって、中型セダンセグメントのユーザーにインフィニティならではの豊かなドライビング体験を提案している。
エクステリアの特徴は、ダイナミックで自信に溢れる明確かつ簡潔なライン。これはきたる先進パワートレインの時代のためのインフィニティの新しいデザインランゲージを表現したものだ。また、クラシックなセダンのフォームではなく、クーペライクな外観と細長いシルエットにより、このセグメントにおけるデザインビジョンを体現している。
インテリアでは無駄を削ぎ落とし、クリーンで簡素なデザインによりドライバーと乗客に静けさと快適性をもたらしている。コンパクトな4気筒「VCターボ」エンジンはデザインの自由度をより向上させ、この広々としたキャビン空間が実現できた。「VCターボ」エンジンはピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることで圧縮比を自在に変化させ、最適なパワーと効率を提供し、ターボチャージャー付きガソリンエンジンのパワーと、ディーゼルやハイブリッドエンジンの特徴である高い効率性を両立させたもの。中型セダンのコンセプトカーである「Qインスピレーション」は、今後可変圧縮比エンジン「VCターボ」搭載車の拡大の可能性を示唆している。また、「Qインスピレーションコンセプト」に搭載する「プロパイロット」機能は、渋滞走行や巡航走行といった、ドライバーがストレスを感じる環境でクルマが運転を支援するものだ。
インフィニティグローバルディビジョン理事 クリスチャン・ムニエ氏
「プレミアムセダンセグメントは保守的になっていると感じます。インフィニティの『Qインスピレーションコンセプト』はモダンなデザインと新しいテクノロジーを求める若い世代にも魅力的に感じて頂けるクルマです」