【日産】100%電気トラックの実証運行を富山市と開始

日産電気トラック日産自動車は、100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を、2014年4月17日から富山市と開始すると発表した。

2011年12月に環境未来都市として国から選定された富山市は、「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を核にして、環境問題や超高齢化などの課題に対応した都市の実現を目指している。今回の実証運行は、その取組みの一つで、富山市は日産が貸与する「e-NT400テストトラック」のモニター車を約2か月間、富山市環境センターの資源ごみ回収車として、輸送業務用電気トラックとして活用。日産は実験で得られたデータをもとに、走行性能や充電の運用などに関する検証を進め、今後の開発に活かしていく。

100%電気トラック「e-NT400テストトラック」は、小型トラック「アトラス」をベースに、「日産リーフ」のコンポーネント(モーター、バッテリー)を最大限活用したEVシステムを搭載する。排気ガスを一切出さないことから、都心部のエンジン車乗り入れ制限のあるエリアにも入っていけるほか、低騒音であることから、深夜の時間帯でも運行しやすい車両となっている。

80kWの電動モーターと高出力・大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載。今回のモニター車はJC08モードでの航続可能距離が約62km、30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵している。

日産公式サイト

ページのトップに戻る