日産 現地の日産オートモーティブ社を完全子会社化し、トルコでの事業権を取得

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日産自動車は2015年10月9日、トルコにおいて大きく成長を目指す日系自動車メーカーとして、同国での販売事業を直接統括すると発表した。現地にて事業を展開中の日産オートモーティブ社(NOAS)の株式はトルコ当局の承認を経て、前の株主である住友商事から日産に譲渡された。なお、今回の変更に伴う顧客サービスへの影響はないとのこと。

またNOASのトルコ事業を統括するマネージングダイレクターに、シナン・オズコック氏が就任したことも発表した。日産のアフリカ/中近東/インド地区を管轄するマネジメントコミッティ担当専務執行役員のクリスチャン・マードゥリュスは、「オズコック氏は22年間のキャリアで培った経験を、トルコにおける日産の成長に役立ててくれると信じる。当社は世界の自動車市場トップ20のひとつであるトルコで、日系自動車ブランドのトップになることを目指す。将来、同市場の需要は年間100万台規模に成長すると見込んでいる」とコメントした。

現在45歳のオズコック氏は日産のアライアンスパートナーであるルノーから日産に入社した。1993年、トルコ・ブルサにある工場でキャリアを開始し、その後オヤック・ルノーの本社に4年間勤務。2001年にフランスのルノーSASに活動拠点を移し、2007年にトルコに帰国。以降、ルノー・ダチアの販売ネットワークダイレクターに就任し、トルコ最大のディーラーネットワークを統括してきたとのことだ。

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