スズキは2021年11月25日、軽自動車の「ハスラー」、「スペーシア」、マツダへのOEMモデル「フレア クロスオーバー」、「フレア ワゴン」の4車種に搭載したエンジンの可変バルブタイミング機構に不具合があるとしてリコールを届け出た。
不具合は市場からの103件の報告により発見された。不具合の内容は、軽自動車4車種に搭載されている自然吸気のR06A型エンジンの排気側の油圧式VVT(可変バルブタイミング機構)の作動を制御しているオイルコントロールバルブが、フロントグリルから浸入した塩水によって内部に錆が発生し、作動できなくなるものがあるというもの。
錆が発生することでVVTの制御ができなくなり、エンジン警告灯が点灯し、停車直前にエンストに至るおそれがある。
対策としては該当車両の排気側オイルコントロールバルブを対策品に交換することになる。
該当車両は2017年4月~2019年12月の間に生産された、「ハスラー」、「スペーシア」、マツダの「フレア クロスオーバー」、「フレア ワゴン」の4車種で、合計18万8378台。