マツダは、現在、本社工場で生産しているクロスオーバーSUV「マツダ CX-5」を、今年(2017年)11月から防府工場(山口県防府市)でも生産することを決定したと発表した。これにより、グローバルに高まるSUV需要への柔軟かつスピーディーな対応を強化する。
マツダは、中期経営計画「構造改革ステージ2」(2017年3月期?2019年3月期)で掲げているグローバル販売台数165万台の達成に向けて、クロスオーバー系車種を需要に応じて柔軟に生産できる体制の構築に取り組んでおり、2016年12月には、本社工場に加え、防府工場においてもコンパクトクロスオーバーSUV「マツダCX-3」の生産を開始。
2017年の2月に国内で販売を開始した新型「CX-5」は、発売から約1カ月で月間販売計画台数の約7倍にあたる1万6639台を販売する好調ぶり。「CX-3」に続き、「CX-5」も防府で生産することで、工場間・車種間のフレキシブルな生産体制のさらなる強化を図り、ユーザーのクロスオーバー系車種への要望に、迅速に応えられる体制となる。