ホンダの米国現地法人であるホンダ・ノースアメリカ・インコーポレーテッドは、現地時間2018年2月28日に、米国における四輪車累計生産が2,500万台を達成したと発表した。
記念すべき2,500万台目は、オハイオ州メアリズビル工場で生産された新型「アコード」だった。メアリズビル工場は、1982年11月1日に、1台目の米国製アコードが生産された場所であると同時に、ホンダが日本の自動車メーカーとして初めて米国での現地生産を開始した工場でもある。
ホンダは現在、オハイオ、アラバマ、インディアナの各州にある5つの四輪車工場で、計12車種のHondaブランドおよびAcuraブランドの乗用車と、ライトトラックを生産していて、オハイオ州やジョージア州などでは、エンジンやトランスミッションも生産している。また、ホンダはこれまで、米国の生産設備に約140億ドルを投資してきた。
ーーホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング・インコーポレーテッド 上級副社長 トム・シュープは、
「35年以上にわたり、米国のHondaアソシエイトはお客様のために高品質の四輪車を生産し続けてきました。そうしたアソシエイトの献身的な取り組みがあったからこそ、今回の節目を迎えることができました。また、Hondaブランドを信頼してくださった2,500万人のお客様のおかげであり、深く感謝しております。今後も最高の品質とイノベーションを実現し、新たな2,500万台の生産を目指してまいります」とコメントしている。
今やホンダは、米国内に12の生産拠点を有している。それらの生産工場では、四輪車、エンジン、トランスミッションのほか、パワープロダクツ、ATV(全地形走行車)、サイド・バイ・サイド・ビークル、航空機、航空機用エンジンを生産。生産活動に携わる従業員は、2万人以上を雇用している。