ロールス・ロイス・モーターカーズは2016年1月21日、2015年秋にイギリス国内で発表して、フランクフルト・モーターショーにも出展したドロップヘッド・モデル「ドーン」の予約受付を日本国内でも開始した。注目のプライスは3740万円からで、日本がアジア太平洋地域においてもっとも大きい市場になる見込みだという。納車は2016年の第2四半期以降を予定している。
同社によると、このドーンは斬新かつ洗練された極めて社交性の高いクルマとして、スタイリッシュで現代的な最高級4シーター・コンバーチブルのあるべき姿を示すと自負。また1950年から1954年の間にわずか28台のみが生産されたロールス・ロイスの歴史の中で有名かつ稀な「シルバードーン」のドロップヘッドから発想を得ているという。
ドーンについて、デザイナーの狙いは明確だ。それはルーフを開けていようと閉じていようと、開閉するその動きでさえも常に美しいクルマを目指したということ。また重量を抑えつつも、ボディ全体で高いレベルのねじれ剛性を確保することも実現している。ルーフは時速50km/hまでであれば走行中も操作が可能で、全開状態からわずか20秒ほどで閉じて、クーペのレイスと違わぬ完全な沈黙を提供。世界で最も静かなコンバーチブルを創るという困難な課題にも挑戦している。