アルピーヌ 世界耐久選手権ハイパーカー・クラス本格参戦へ

アルピーヌは2022年2月に世界耐久選手権(WEC)ハイパーカー・クラスへの本格参戦を宣言した。アルピーヌは2013年から世界耐久選手権P2クラスに参戦しているが、いよいよ本格的なワークスチームが競うための参戦体制を整えた。

アルピーヌはかつてル・マン24時間レースで3回の優勝を飾るなど、世界耐久選手権ではレジェンド・ブランドのひとつだが、2022年シーズンから新しい歴史を作るべく準備を整えている。

参戦チームは、過去のDNAを受け継ぐアルピーヌ・エルフ・エンデュランス・チームだ。ドライバーはベテランのニコラス・ラピエール選手、ブラジル人のアンドレ・ネグラン選手、マチュー・ヴァクシヴィエール選手という組み合わせとなっている。

3人のドライバーの目標はただひとつ、ワークスチームが激戦を繰り広げるトップカテゴリーでアルピーヌを頂点に導くことだ。

なお2022年シーズンは、オレカのシャシーにアルピーヌが開発したエンジンを搭載した「アルピーヌ A480」で、2024年からはハイブリッド・カテゴリーに「アルピーヌLMDh」で参戦することになっており、今シーズンはこのハイブリッド・システムを搭載するための準備期間と位置付けられている。

2022年シーズンは、エンジンが100%再生可能燃料に対応しているのがトピックだ。この再生可能燃料はワイン醸造時の絞りかすや農産物などから生成され、CO2排出量を65%以上削減するなど、モータースポーツにおけるサステナビリティ向上という継続的な取り組みを象徴している。

2022年開幕戦は3月12〜13日にアメリカで開催されるセブリング1000マイルレースとなる。なお、セブリング1000マイルレースのハイパーカー・クラスにはトヨタGAZOOレーシングの「GR010 ハイブリッド」が2台、アルピーヌ・エルフ「A480」が1台、グリッケンハウス・チーム(アメリカ)の「007 LMH」が1台と合計4台がエントリーしている。

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COTY
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