プジョー・シトロエン・ジャポンは2018年7月18日、「PEUGEOT 308GT BlueHDi」に8速オートマチックの導入を発表し、全国の正規プジョーディーラーネットワークにて販売を開始することを発表した。価格は359万円から383万8000円。
「308GT BlueHDi」は2016年11月の導入以来、308シリーズの最高峰モデルとして最新のBlueHDiテクノロジーによるディーゼルエンジンのクリーンで低燃費、そしてトルクフルな走りが評価されている。今回のモデルは、308GT BlueHDiの従来型6速オートマチックトランスミッションに代わり、最新8速オートマチックトランスミッションEAT8を搭載したものだ。
新開発のEAT8はアイシンAWがPSAの設計に基づいて製造したもので、プジョーとして日本初導入となる。小型軽量化とシフトバイワイヤによる運転機能が進化しており、単純に6速にギアを2つ追加したものではなく、コンポーネントの多くが新設計となっている。同時にシフトの電子制御化により、ワイドでクロースしたギアレシオ、低燃費、シフトクオリティの向上を実現。低速域から高速クルーズにわたりエンジンのパフォーマンスを最大に引き出す設定になっている。
このEAT8搭載にともない、通常モード、スポーツモード(ドライバースポーツパック)に加え、新たにエコモード機能を搭載。フリーホイール機能によりアクセルオフ時に条件(勾配、カーブ、温度、バッテリー電圧など)が合えば自動的にクラッチを切り、エアコンの最適化とともに燃費改善に貢献している。
また、ギアの小型化、オイルポンプ外径の小径化、トランスミッションケースの小型化などにより、全長は6速と変わっておらず、容積は逆に小さくなっており、シフトバイワイヤも軽量化に寄与し車重は6速シフトタイプと同等に留めてている。
また、8速化と同時に、アクティブクルーズコントロール(ACC)も標準としており、これによりスポーティなドライバビリティを保ちながら、静粛性、実燃費の向上、洗練された操作性(シフトバイワイヤ化)と更なる安全装備を搭載。
なおプジョーでは、従来のメイントランスミッションである6速オートマチックに代わる、この8速オートマチックEAT8の開発を完了し、今後、続々と新規モデルに投入していく予定としている。
【アクティブクルーズコントロール標準装備】
・アクティブセーフティブレーキ
・ドライバーアテンションアラート
・レーンキープアシスト
・スピードリミットインフォメーション
・インテリジェントハイビーム
・アクティブブラインドスポットモニター
・ワイドバックアイカメラ
・フロント&バックソナー
・アクティブクルーズコントロール
・パークアシスト など
これらの装備を採用したことにより、308 GTは、3008や5008 GT同様、非常に充実した安全装備となっている。