メルセデス・ベンツ日本は2023年7月4日、Cクラス、Sクラスなど14車種の衝突被害軽減ブレーキに不具合があるとしてリコールを届け出た。
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このリコールは23件の市場からの報告と本国からの情報により実施されている。不具合の内容は運転支援システムの衝突被害軽減ブレーキが、特定の状況で過敏に反応する制御プログラムとなっているため、路上の建設物などを衝突対象としてシステムが誤検知することがあるというもの。
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そのため、路上付近での建物などが誤検知され、障害物の接近を知らせる警報とともに意図しないところで衝突被害軽減ブレーキが作動する恐れがあり、後方からの車両の追突の懸念がある。
対策は、該当車両の運転支援システムコントロールユニットの制御プログラムを改良したプログラムに書き換えることになる。
該当車両は2020年7月〜2023年6月の間に輸入されたC180セダン/ワゴン、C200セダン/ワゴン、C220dセダン/ワゴン、S400d、S500、S580/S580e、マイバッハS580、マイバッハS680時計14車種、合計1万1713台となっている。
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