メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2017年6月27日、“Handcrafted by Racers.“をスローガンに掲げた「メルセデスAMG GT R」を発表し、全国の正規販売店ネットワークを通じて発売を開始した。
本モデルはモータースポーツを心から愛する者たちが創り上げたメルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカー「メルセデスAMG GT」をベースに、ドイツツーリングカー選手権やスーパーGTなど世界で戦うレーシングカー「メルセデスAMG GT3」で培った技術を余すことなく注ぎ込んだ、公道走行可能なレーシングモデルである。
またボディには、アルミニウムを中心とする素材を適材適所に配置することで、軽量でありながら非常に高い強度を実現したアルミニウムスペースフレームを採用。さらにフロントミッドシップエンジンとトランスアクスルレイアウトのトランスミッションにより、理想的な48:52の前後重量配分を実現している。
エクステリアには、1952年に開催された伝説的なレースであるカレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝を飾った「300SLレーシングカー」を彷彿とさせる、「AMGパナメリカーナグリル」や強力なダウンフォースを生み出す「アジャスタブルリアウイングスポイラー」をはじめとする数々の専用装備を備えており、空力効率を強化するとともに最適なグリップを確保している。
またタイヤはミシュラン製の「パイロットスポーツカップ2」を標準装備することで、最大限のドライビングパフォーマンスを発揮できるよう設計されている。さらにメルセデスAMG初となる4輪操舵システム「AMGリア・アクスルステアリング」や9段階の調整が可能な「AMGトラクションコントロール」など、サーキットを速く走るための専用装備を満載している。
一方、メルセデスの安全運転支援システムの1つである「ディスタンスパイロット・ディストロニック」を標準装備。レーシングモデルでありながら、公道走行可能なモデルとしての高い安全性も実現している。価格については以下を参照。