メルセデス・ベンツ日本は2023年7月27日、61車種1万7266台の燃料ポンプに不具合があるとしてリコールを届け出た。
このリコールは213件の市場からの報告と本国からの情報に基づき実施されている。不具合の内容は、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の製造が不適切なため、燃料によってインペラが膨潤して変形するものがあるというもの。
そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストする恐れがある。
対策は、該当する全車両の燃料供給モジュールを対策品の燃料ポンプが組み込まれている、燃料供給モジュールに交換することになる。
該当車両は2021年7月~2023年7月の間に輸入されたメルセデス・ベンツ、メルセデスAMG、メルセデス・マイバッハのCクラス、CLSクラス、Eクラス、GLCクラス、GLEクラス、GLSクラス、GT43 4MATIC+、GT53 4MATIC+、GT63S 4MATIC+、Sクラス、Gクラスなど計61車種、合計1万7266台となっている。