メルセデス・ベンツ日本は2023年6月29日､4ドアのスーパースポーツモデル「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC＋」の改良モデルを発売した。
「メルセデスAMG GT 4 ドアクーペ」は、メルセデスAMG社の独自開発で、頂点を目指すスポーツカーだ。メルセデスAMGのアイデンティティである、究極のハイパフォーマンスを持ちながら、官能的なデザインと広い室内空間、4ドアの利便性を兼ね備えており、日常生活での使い勝手にも妥協をすることができない顧客向けのモデルだ。
搭載エンジンはAMG製の4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」が搭載され、出力639ps（470kW）、最大トルク900Nmを発生。0-100km/h加速3.2秒、最高速度315km/hという高性能4ドア・クーペ。
改良された「メルセデスAMG GT 4 ドアクーペ」は、従来のマルチチャンバーを備えたAMG RIDE CONTROL＋エアサスペンションに、新たにダンパーの外側に2つの圧力制御バルブを追加。
1つはホイールのリバウンドで発生するリバウンド・ダンピングを制御するバルブで、もう1つはホイールが収縮する際に発生するコンプレッション・ダンピングを制御するバルブだ。これにより、ホイールのリバウンドと収縮のステージをそれぞれ別個に制御することが可能となり、最小減衰力と最大減衰力の特性差を広げ、快適性を高める一方で、より高次元のスポーティなドライビングダイナミクスの両立を実現している。
またインテリアでは最新世代のAMGステアリングホイールを装備している。ドライビングに集中しながら各種メニュー操作が可能なAMGドライブコントロールスイッチを備えたAMGパフォーマンスステアリングが装備されているのだ。
インフォテイメントでは、MBUX インテリア・アシスタントを標準装備化。手のジェスチャーで様々な操作が可能になっており、例えばVサインによって、お気に入りの機能のショートカットをメディアディスプレイに表示したり、ルームミラーの下で手を上下させることでリーディングライト、助手席シート上方に手を伸ばしてサーチライトのオン・オフができるなど利便性が向上している。
ディスプレイは、ホームスクリーン、メディア、ナビゲーション、シート調節では選択項目をハイライトまたは拡大表示することで、より操作しやすくなり、360度カメラシステムの映像を車両の前後左右、俯瞰など、任意に切り替えることができるので、駐車時の利便性が向上している。
さらに、MBUX AR （Augmented Reality = 拡張現実）ナビゲーションを標準装備。
従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、新型では、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、進むべき道路に矢印が表示される。
ボディカラーは4色を新規追加し、インテリア・カラーも4色が新たに設定されている。
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