【メルセデス・ベンツ】世界一スマートなEVは? やっぱりスマートでしょ!

 

新型スマート発表会の画像
↑東京・六本木の発表会場にてニコラス・スピークス社長&上野金太郎副社長と

メルセデス・ベンツ日本は2012年5月24日、マイクロコンパクトカー 「スマート フォーツー」の新型モデル(クーペ/カブリオ)を発表・発売した。今回はいわゆるビッグマイナーチェンジで、フロントグリルを大型化するなど内外装をモディファイ。ラインアップや価格も見直され、エントリーモデルを159万円としたほか、ターボ仕様も追加。そして電気自動車の「electric drive」の年内導入に先駆けて、予約受付も開始した。

新型スマートの画像
↑これがエントリーグレードの「mhd」

まずエクステリアでは、大型化されたフロントグリルに立体的なハニカム構造のデザインを施し、クローム加工されたブランドロゴを配置。また立体的なデザインのサイド及びリヤのスカートにより、スポーティな印象を演出。さらにボディカラーに新色のダークグレーマットを設定している。

新型スマートの画像新型スマートの画像

ラインアップと価格も大幅に見直された。ベースグレードの「mhd」は一部の装備を見直すことで、従来モデルを25万円下回る159万円という戦略的なプライスタグを付けた。これにアルミホイールや運転席アームレスト、電動ヒーテッドドアミラーといった人気装備を追加した「プラス(写真上左)」、ボディ同色のスタイリングパッケージやカラフルな3色のシートを用意した「パッション(写真上右)」というバリエーションを展開する。いずれもアイドリングストップ機能を備えてJC08モード燃費は輸入車トップの22.0km/Lを達成しており、エコカー補助金対象モデルとなっている。

 

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↑今回追加されたターボエンジン搭載のクーペ

次に今回は最高出力 62kW 、最大トルク 120Nm を発生するターボエンジンを搭載したモデルをクーペとカブリオに新たに設定した。したがって、カブリオは搭載エンジンがターボに変更になっている。このターボモデルの装備類は基本的に「パッション」と同等で、さらにパドルシフトを装備し、本革シートもシリーズで唯一オプションで用意されている。なおターボモデルはアイドリングストップ機能は装備されず、補助金も対象外となっている。

 

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↑スマートの電気自動車は急速充電には対応していない

そして、輸入車ではテスラのロードスターに続くEVとなるスマートの電気自動車は、最高出力55kW、最大トルク130Nmを発生する電気モーターを搭載。発進から100km/hまで13秒以内で加速し、最高速度120km/h以上という十分な走りの性能を誇る。またリチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は17.6kWhで、フル充電で140km以上(NEDC:ヨーロッパ測定値)の航続距離を実現。充電時間は0%から100%まで約8時間(欧州での参考値、200V)となっている。なお日本の急速充電システムには対応していないので、家庭電源での充電のみとなる。納車は年内にも開始される予定で、295.0万円という価格にも大いに注目したい。

新型スマートの価格表の画像

新型スマート限定車の画像
↑特別仕様車「smart fortwo coupé turbo edition sharpred(シャープレッド)」

さらに今回、新型スマートの発売を記念した特別仕様車「smart fortwo coupé turbo edition sharpred(シャープレッド)」が150台限定でリリースされた。この特別仕様車は新設定のターボモデルをベース車に選択。ダークブラックの外装色にレッドのトリディオンセーフティセル&ドアミラーカバーを組み合わせることで、ブラックとレッドのコントラストが印象的なエクステリアを演出している。

新型スマート特別仕様車の画像
↑シャープレッドのインテリア

一方でインテリアには、レッドステッチによるアクセントを施したブラックレザー調ダッシュボードやナッパレザーシート(シートヒーター付き)、2スポーク本革巻ステアリング&シフトノブを採用。さらに専用デザインのブラックペイント15インチ3ダブルスポークアルミホイール&ワイドタイヤ、ブラックフロントグリル、“sharpred”エンブレム、専用ベロアマットを特別装備している。消費税を含むメーカー希望小売価格は212万円で、ベース車に対して17万円のプラスとなっている。

メルセデス・ベンツ 公式ウェブサイト

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