FCAジャパンは2019年11月14日、ジープの本格オフローダー「Wrangler(ラングラー)」の各モデルの仕様変更を発表した。さらに、内外装をスタイリッシュに演出した限定車「ラングラー アンリミテッド・アルティテュード」を設定し、11月23日からより、全国210台限定で発売する。
仕様変更内容
「ジープ・ラングラー」は、2018年10月に現行のJL型がデビュー以来、強化されたオフロード性能と、大幅に向上した居住性、快適性が好評だ。今回は本国における年次改良と、国内におけるニーズに適合させた仕様としている。
対象モデルは、「スポーツ(2ドア)」、「アンリミテッド・スポーツ(4ドア)」、「アンリミテッド・サハラ(4ドア)」、「アンリミテッド・ルビコン(4ドア)」の4グレード/7仕様で、モデルごとに仕様の見直しを行なっている。
「スポーツ」、「アンリミテッド・スポーツ」は、新たにクラッシュ・ミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報とアダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)が標準装備された。さらに「アンリミテッド・スポーツ」は、エンジンが2.0L・直列4気筒ターボ(272ps)から3.6L・V6(284ps)へと変更されている。また限定車で好評だったボディカラー、ヘラヤライエローC/Cが新たにカタログ・モデルとして設定された。
「アンリミテッド・サハラ」は、エンジンが2.0L・直列4気筒ターボと3.6L・V6の2種類から選べるようになったほか、レザーシートが標準装備された。また、ファブリックシート仕様も選択できる(受注生産)。
「アンリミテッド・ルビコン」は、ボディカラーにヘラヤライエローC/Cが追加され、従来、パンプキンオレンジまたはシルバーだったダッシュボードベゼルのカラーは、全モデルがレッドへと変更された。
【ラインアップと価格】
限定車「ラングラー アンリミテッド・アルティテュード」
これまでジープの他モデルで好評だった「アルティテュード」が、ラングラーに初めて限定車として設定された。アンリミテッド・サハラ(2.0L)をベースにした限定車で、グロスブラックをアクセントカラーに用いたフロントグリルとヘッドライトベゼル、18インチアルミホイールによりエクステリアが精悍に演出されている。
インテリアは、グロスブラックのダッシュボードベゼルや、Mopar製ハードトップ・ヘッドライナー、ブラックレザーシートに加えて、ダークグレーのステッチが配され、上質感が向上。Mopar製ハードトッ・プヘッドライナーは夏には断熱効果、冬には保温効果を発揮し、車内の快適性を高める。
この限定車のボディカラーと販売台数は、ブライトホワイトC/Cが90台、グラナイトクリスタルメタリックC/C(内装色はいずれもブラック)は120台。
【価格】
ラングラー アンリミテッド・アルティテュード:599万円(税込み)