フィアットのミニバン「ドブロ」国内販売スタート

ステランティス・ジャパンは2023年5月11日、フィアット・ブランドに新たに加わるMPVの「Doblo(ドブロ)」の発売を開始した。

ドブロは、もともとはフィアット・オリジナルの小型商用車で、初代モデルは2000年にデビューしている。その後にはEV仕様も追加された。2代目はグランドプントのプラットフォームを流用し2006年にデビュー。この2代目にもEV仕様がラインアップされた。

そして今回日本に導入されるのは3代目ドブロとなる。2022年にデビューした3代目ドブロはEMP2プラットフォームを新採用し、ステランティス・グループで小型商用モデルとして統一化され、シトロエン ベルランゴ、プジョー リフター、オペル コンボD、ダッジ ラム プロマスター シティ、トヨタ プロエース シティと共用のモデルとなっているが、フロント・マスクなどのデザイン面ではフィアットのオリジナリティを強調している。ヨーロッパでは商用パネルバンがメインとなっているが、乗用車MPVモデルも設定されている。

日本で、新しくフィアット・ブランドに加わるドブロは、5人乗りの「Doblo(ドブロ)」と7人乗りの「Doblo Maxi(ドブロ・マキシ)」をラインアップしている。パワートレインは1.5LのBlueHDiディーゼルターボエンジンを採用し、ミニバンながらも力強い走りを実現し、その一方でWLTCモード燃費で18.1km/Lと優れた経済性を実現。

エクステリアは、フィアット・ブランドらしい丸みを感じさせるデザインで、ブラックで各部をコーディネートし、独自の個性を演出。フロントには、ヘッドライトから伸びる一本のラインを施し、フィアットのデザインDNAを保っている。

ルーフレールは標準装備となり、サイドに施したエアバンプと合わせて、実用性とデザインを両立させた装備となっている。さらに、リヤゲートは車両の後ろに十分なスペースがない場合でも、ガラスのみをコンパクトに開けてラゲッジにアクセスすることができる。

インテリアはブラックカラーでコーディネートされたシックな雰囲気でありながら、実用的な装備を備えている。直感的に操作できるコックピットや、8インチ・タッチスクリーン、レザーステアリングホイールなどを装備。

また、フロントシート周りに8か所の多彩な収納スペースを配置し、利便性を高めている。さらに、3座独立のリヤシートは、ゆったりとした同じ座面幅を確保し、長距離のドライブでも疲れにくい設計だ。「Doblo Maxi」に設定されている3列目の2座独立シートは、130mmのスライド幅に加えて脱着も可能で、様々なシーンに合わせて多様なシートアレンジが可能。

なおステランティス・ジャパンとしては3ブランド・3車種のMPVラインアップとなり、オシャレで洗練された「シックなギア」のプジョー リフター、ファミリーや仲間とアウトドアで楽しく遊べるクルマのシトロエン ベルランゴ、フィアット ドブロは趣味を堪能するオトナの遊びゴコロを楽しめるクルマという位置づけになっている。

今回の発表を記念し、5月13日(土)〜30日(火)に、都内の屋外型複合施設「シェアグリーン南青山」内にあるカフェ「LITTLE DARLING COFFEE ROASTERS」とフィアットのコラボレーション企画として「FIAT CAFFE × Little Darling Coffee Roasters in AOYAMA 2023」を期間限定でオープンする。

ドブロを展示するとともにフィアットオリジナルメニューが提供される。また5月13日(土)、14(日)はドブロをはじめとするフィアットのラインナップを試乗できる特別試乗会も実施される。

FIAT CAFFE × Little Darling Coffee Roasters in AOYAMA 2023:https://www.fiat-auto.co.jp/doblo/event/

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