FCAジャパンは、Alfa Romeo(アルファロメオ)初の新型プレミアムSUV「Stelvio(ステルヴィオ)」の国内導入を開始。併せて、「Stelvio First Edition(ファースト・エディション)」を、2018年7月21日(土)より全国のアルファロメオ正規販売店を通じて400台限定で販売開始する。
「ステルヴィオ」の名は、イタリア北部のアルプス山中にあるステルヴィオ峠に由来する。アルプスの峠として2番目に高いステルヴィオ峠は、計48か所のヘアピンカーブがあり、モータリストの聖地として広く知られている。
社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムは、
「アルファロメオは、創業から108周年を迎えました。『ステルヴィオ』は、この長い歴史の中で、アルファロメオとして初となる本格SUVであると共に、量産SUVとして世界最速記録を樹立するなど、走りを極めたモデルとなっています。
ステルヴィオは、昨年(2017年)9月に導入したスポーツサルーン『ジュリア』に続く、新世代アルファロメオを代表するフラッグシップモデルの第二弾です。
同セグメントにおける新たな選択肢として、イタリアブランドならではの雰囲気、デザイン、そして性能を擁し、と同時に比類無きアルファロメオDNAをしっかりと継承し、今後ステルヴィオならではの進化を続けて参ります。新世代アルファロメオの今後の展開にご期待ください」
と述べている。
■操る楽しみを妥協しないドライビングSUV
ステルヴィオは、優れたスポーツ性能を誇る生粋のアルファロメオだ。2017年9月にニュルブルクリンク北コースにおいてステルヴィオ・クアドリフォリオが7分51秒7のラップタイムを記録し、量産SUV最速の座に輝いた。このSUVとしては驚異的なスポーツ性能を支えているのは、ジュリアから受け継いだアーキテクチャーと基本コンポーネントである。
ステルヴィオは、2016年にニュルブルクリンク北コースで市販4ドアセダン世界最速の称号を獲得したジュリアから、パワートレインをはじめ、カーボンプロペラシャフトやアルミニウムを多用した革新的な構造のALFA LINK(アルファ・リンク)サスペンションを含む軽量かつ高剛性なアーキテクチャーを受け継ぐことで、優れた操縦安定性やハンドリング性能を実現した。
ファースト・エディションに搭載されるエンジンは、アルミ製ブロックを持つ2L直列4気筒ターボユニット。ジュリア・ヴェローチェと共通のこのエンジンは、最高出力280ps、最大トルク400Nmを発生し、ZF製8速オートマチックトランスミッションを組み合わせることで、0-100km/hタイム5.7秒という、SUVとしては優れた数値を達成した。
ドライブトレインには、あらゆる路面で安定性を発揮するアルファロメオ独自の4WDシステム「Alfa Romeo Q4」を採用している。この4輪駆動システムは、走行状況に応じて前車軸に最大60%、後車軸に100%を上限に迅速なトルク伝達を行う可変トルク配分機構により、ドライバーが意図するラインをトレースする正確なハンドリング特性を実現する。
■機能に裏打ちされたイタリアンデザイン
エクステリアは、背高のSUVながら機能性にも優れた流麗なフォルムにより、上質かつ個性的なイタリアンデザインを具現化。印象的なヘッドライトには、バイキセノン式ヘッドライト、LEDデイタイムランニングライトを備える。また、エンジンフードやフロントフェンダー、ドアアウターパネル、リアハッチには軽量なアルミニウム素材を採用しており、理想的な前後重量配分や優れたパワーウエイトレシオを実現している。
■スマートフォンとの連携が可能な最新インフォテインメントシステム
インテリアはレザーシートをはじめ、8ウェイパワーシート(前席、運転席メモリー付)、レザーステアリング、ヒーテッドステアリングなどが快適な移動空間を提供する。車載インフォテインメントシステム「Connectシステム」(8.8インチディスプレイ、音声認識機能付)は、センターディスプレイにさまざまなコンテンツを表示し、ロータリースイッチにより直感的な操作が可能。Apple CarPlay/Android Autoにも対応するなど、スマートフォンとの連携も可能だ。さらに、Harman/Kardonプレミアムオーディオシステムを標準装備している。
■SUVにふさわしいユーティリティと先進安全装備
ステルヴィオのラゲッジルームは、525リットルの容量を確保している。また、電動で開閉するパワーテールゲートを標準装備するほか、小物入れなどの収納も豊富に用意し、利便性を高めている。さらに、数多くの先進安全装備により乗員を保護。歩行者検知機能付の前面衝突警報(FCW)をはじめ、前方の障害物の存在をドライバーに警告し、次いでブレーキを作動する自動緊急ブレーキ(AEB)、車線からの逸脱を予防するレーンデパーチャーウォーニング(LDW)、高速走行時に安全運転を支援するアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ブラインドスポットモニター(BSM)などを標準で備えている。メーカー希望小売価格は6,890,000円(税抜6,379,630円)。
【車両概要】
・モデル名称:Alfa Romeo Stelvio First Edition
(アルファロメオ・ステルヴィオ・ファースト・エディション)
・販売台数:限定400台
・ボディカラー:アルファ ホワイト(100台)、アルファ レッド(100台)、
ストロンボリ グレー(100台)、ブルカノ ブラック(100台)
・主要標準装備:専用20インチ 5ツインスポークアルミホイール、
レッド仕上げブレーキキャリパー、プレミアムレザーシート、
ウッドパネル(ウォールナットまたはグレイオーク)
・ボディサイズ:全⻑4,690mm×全幅1,905mm×全高1,680mm、
ホイールベース2,820mm
・パワートレイン:直列4気筒 マルチエア16バルブ、
インタークーラー付ツインスクロールターボ、
排気量:1,995cc、最高出力:206kW(280ps)/5,250rpm(ECE)、
最大トルク:400N・m(40.8kg・m)/2,250rpm(ECE)、
トランスミッション:電子制御式8速オートマチック、駆動方式:4輪駆動、
燃費:11.8km/l(*)、ハンドル位置:右
(*)国土交通省審査値
■400台の限定車、First Edition
ステルヴィオの日本導入モデル第1弾として投入されるファースト・エディションは、内外装の特別装備により、上質感をさらに高めた仕様。エクステリアは、レッド仕上げブレーキキャリパーや専用デザインの大径20インチ5ツインスポークアルミホイールにより足元を精悍に演出する。インテリアにはプレミアムレザーシートやウッドパネルが特別装備される。なお、ファースト・エディションには、ソリッドが2色、メタリックが2色の計4色のボディカラーと、2トーンを含む4色のインテリアカラーが用意される。