吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL32
こんにちは、吉田由美です。今回はコンパクトクロスオーバーのお話です。今、世界中で人気の高いカテゴリーが、コンパクトクロスオーバーやコンパクトSUV。その人気の秘密は、大きすぎず、かといって小さすぎない絶妙なサイズなんじゃないでしょうか。そして何と言っても、ゴツくなりすぎないスマートでスタイリッシュなデザインも人気の秘密でしょう。
コンパクトクロスオーバーの適度な高さや大きさ、いわゆるキャンバスサイズは、どうやらデザイナーさんたちにとっては特に腕のふるいがいのあるところらしく、今のコンパクトSUVほどデザインが楽しめるカテゴリーはないのではないでしょうか?
そんな今、デザインの評価はもちろん、世界中でクルマ自体の人気がうなぎ上りの「マツダ」が、最も旬のカテゴリーで世に送り出したのが「CX-3」なのです。
日本では1.5Lのクリーンディーゼルエンジン車のみで勝負してきたところも、なんだか直球勝負!という感じで男らしいし、八方美人になれず、不器用な生き方しかできないB型の私としては、なんとなく共感できる感じです(笑)。
「デミオ」ベースの新型CX-3は、インテリアもデミオの高級版という感じで、シートやステッチなど細かいところでのこだわりが感じられます。そしてカラーバリエーションもいっぱい用意されているのですが、やっぱりマツダ自慢の「ソウルレッド」が個人的には一番! エクステリアのサイドの曲線など、この色がCX-3をいい意味で”エロく”見せている! かっこいい! すてき! と思っていました。
私は今年(2015年)の東京オートサロンで、マツダブースでのトークショーに出演させていただきましたが、その時も「CX-3にはやっぱり、ソウルレッドが一番」という話をたくさんしてきたんですよ。
ですが! ですが、吉田由美、心変わりしてしまったんです。試乗会ではあっさり、ほかの色に心を奪われてしまいました。その色は、「セラミックメタリック」。光の加減で白とシルバーの間で何層にも見える不思議な色。
その日は天気が良く、単体で見た「セラミックメタリック」は、はじめ単に目の錯覚か、あるいは何かの陰になってちょっと色が変わって見えるのかな?なんて思っていましたが、CX-3から採用された新しいボディカラーで、CX-3の白である「クリスタルホワイトパールマイカ」とはそもそも別の色。
「クリスタルホワイトパールマイカ」と「セラミックメタリック」を2台並べるとその色の違いがはっきりわかりますが、単体だと明るい太陽の下では白に見えます。
しかしこの「セラミックメタリック」の放つ清楚でスペシャルな色合いがCX-3のデザインを上品に、そして清楚でありつつエロく、美しさをより引き立てます。黒い部分とのトーンが大人っぽい。
それにしても、こんなにクルマのカラーリングに反応するのは私が女性だから…かも。