トヨタ 新型RAV4デビュー

トヨタRAV4の5代目がフルモデルチェンジして2019年4月10日から発売された。この5代目は先行して北米などで販売されているが、80万台を超える大ヒットモデルで、ようやく国内デビューを果たした。

トヨタ 新型RAV4デビュー

エンジン2タイプ 4WDは3タイプ

5代目RAV4はオンロード、オフロードの両方の走行性能を格段に向上させ、開発コンセプトは「SUVらしい力強さと使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD(Robust Accurate Vehicle With 4 Wheel Drive)」としている。

アドベンチャーはダイナミックトルクベクタリングを搭載
アドベンチャーはダイナミックトルクベクタリングを搭載

世界初となる新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は走行状況に応じて、前後のトルク配分に加えて、後輪左右のトルク配分も制御し、高い旋回性能を発揮する。また、4WD走行が不要と判断した時には、後輪に動力を伝達せず、ドライブシャフトの回転を切り離す「ディスコネクト機構」を採用し、燃費向上を図っている。

トヨタ 新型RAV4デビュー

またダイナミックトルクコントロール4WDは、前後のトルク配分を行なうもので、走行状況に応じて自動でトルク配分を行なう。この二つの4WDのシステムはガソリンエンジン搭載モデルに採用され、前後トルク配分は最大50:50まで配分される。

ハイブリッドのAWDはモーターを使ったE-Four  最大20:80までリヤよりになる
ハイブリッドのAWDはモーターを使ったE-Four
最大20:80までリヤよりになる

一方ハイブリッドモデルにはリヤアクスルに搭載するモーターを強化したE-Fourを搭載。モーター出力を高め前後トルク配分は最大20:80まで拡大する。対応速度も高速域まで対応するため、いわゆる発進時のみアシストするe-4WDとは異なるレベルの4WDを搭載している。

トヨタ 新型RAV4デビュー

搭載するエンジンは2.0Lで高効率なダイナミックフォースエンジンにダイレクトシフトCVTを組み合わせている。また、ハイブリッドモデルは2.5Lハイブリッドを採用している。

トヨタ 新型RAV4デビュー

トヨタセーフティセンスを全車標準装備

デザインコンセプトは、「Adventure&Refined」に基づきアクティブで力強いワクドキ感と都会にも似合う洗練さを併せ持つデザインを狙っている。また、八角形をモチーフに90度ずらして組み合わせた「クロスオクタゴン」を造形テーマとして、タフさと安定感のある個性的なデザイン表現をしている。

トヨタ 新型RAV4デビュー

またオフロードイメージを象徴するグレードの「Adventure」には、力強い押し出し感を表現する専用フロントグリルとフロントスキッド・プレート、ボディのリフトアップ感を強める専用フロントバンパーとフロントフォグランプベゼルを装備したほか、専用デザインの19インチアルミホイール、大型化したオイールアーチモールによって足回りの力強さを強調するなど、オフロードイメージを訴求している。

ダイナミックフォース2.0Lエンジン
ダイナミックフォース2.0Lエンジン

外板色はアドベンチャーに、専用に新規開発したアーバンカーキーを含む全8色、ルーフ用の新規開発カラーアッシュグレーメタリックを組み合わせたツートーンカラー全4色を選択することができる。

トヨタ 新型RAV4デビュー

ラゲッジスペースはクラストップレベルの大きさがあり、リヤシート使用時でも580Lの容量があり、6:4可倒式分割シート、ラゲージ床面の高さを2段階に調整できる2段デッキボードなど使い勝手の良さを研究している。またスマートキーを持っていればリヤバンパーの下に足を蹴り込むだけで自動的に開く「ハンズフリーパワーバックドア」を一部に標準、オプション設定している。

トヨタ 新型RAV4デビュー

安全装備では、Toyota Safety Senseを全車に標準装備した。主な機能として、歩行者は夜間も、自転車運転者(昼間)を検知し衝突回避または被害軽減を図るプリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、また使用時には同一車線内中央を走行できるように操舵を支援するレーントレーシングアシストなどを備えている。

他にも、ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマチックハイビームや道路標識を認識し、ディスプレイに表示するロードサインアシスト、先行車発進告知機能なども搭載されている。

トヨタ 新型RAV4デビュー

コネクテッドサービスでは、車載通信機器DCMを全車に標準装備し、T-Connectサービスを3年間無料で提供される。オーペレータサービスでは、24時間365日、専任のオペレーターに口頭で条件や希望を伝えながら、目的地設定や情報検索の依頼ができるサービスが利用できる。そしてヘルプネットでは、突然の事故や急病時、ヘルプネットボタンを押すだけで、オペレーターが迅速に緊急車両の手配をする。また、エアバッグ作動時には自動でオペレーターに接続され、ドクターヘリ等の早期出動判断を行なうD-Call Netにも対応している。

【価格】

  • X 2WD:260万8200円/X 4WD:283万5000円
  • G 4WD:320万2200円
  • Z パッケージ 4WD:334万8000円
  • Adventure 4WD:313万7400円
  • ハイブリッドX 2WD:320万2200円
  • ハイブリッドX 4WD:345万600円
  • ハイブリッドG 4WD:381万7800円

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