横浜ゴムのアドバン・レーシングタイヤ装着車が2022年6月26日にアメリカ・コロラド州で開催された「第100回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」で総合優勝を果たした。ヨコハマタイヤ装着車が総合優勝するのは2020年以来2年ぶりの快挙だ。今回総合優勝したのはアンリミテッドクラスに出場したロビン・シュート選手が操る「2018 Wolf TSC-FS」で10分9秒525を記録している。
ロビン・シュート選手は、予選で全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズに供給されている「アドバン A005（ドライ用）」を装着し内燃エンジン車でのコースレコードを更新した。
決勝は、所々で濃霧により視界が悪くウェットコンディションとなったが、「アドバン A006（ウェット用）」を装着して総合優勝を果たした。
なお、アドバン・レーシングタイヤ装着車はそのほかにも、オープンホイールクラスでコディ・ワショルツ選手の「2013 Ford Open」が、タイムアタック1クラスでデヴィッド・ドナヒュー選手の「2019 Porsche GT2 RS Clubsport」がそれぞれクラス優勝している。
今回、初供給となったバイオマス由来のブタジエンゴムを採用した「アドバン A052」を装着してエキシビションクラスに参戦したブレイク・フュラー選手の「2021 Tesla Model S Plaid」はクラス6位で完走を果たした。
また、「アドバン A052」のワンメイクで競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスではカム・イングラム選手がクラストップでフィニッシュしている。
