デンソーテン タクシー配車システムの最新モデルを発売 サブスクで低コスト可能

デンソーテンは高機能タクシー配車システム「Type-A」、「Type-S」リニューアルモデルを2022年12月上旬より発売を開始した。デンソーテンは1950年代にタクシー用無線機を開発して以来60年以上にわたり蓄積したノウハウを活かし、市場ニーズに広く対応する最新モデルを開発した。従来の配車システムで評価を受けている機能/操作性に加え、今回新たにタブレットやサブスクリプション方式を追加することで、初期費用低減が可能となっている。

社会的にはMaaSという大きな潮流の中、タクシー業界はスマートフォン配車アプリやネット決済、事前確定運賃など様々な新サービスへの対応が進んでいる。一方でコロナ禍における経営の効率化も求められており、特に中小規模の事業者は、より初期費用を抑えたタクシー配車システムを求める傾向が強くなっている。

そのため新商品は、タブレットをサブスクリプション方式とすることで初期費用を約30〜50%低減させ、ドライバーの利便性向上と配車業務効率化のために選択可能な音声通話アプリなども用意している。

またタクシーアプリ「S.RIDER」(エスライド)に対応しているため、専用サーバーを新たに設置することなく、簡単・手軽にアプリ配車を導入できる。タブレット1台で配車システムとタクシーアプリの両方からの注文に対応し、車室内の省スペース化・導入費用の低減が可能。さらにタクシーアプリ配車により、都市部から地方への出張者や若年層など、今までとは異なる顧客層の開拓が期待できる。

システムはオンプレミス型とクラウド型を自由に選択可能で、タクシー事業者ごとに専用サーバーを設置して配車システムを構築する「オンプレミス型」と、クラウドサーバーと配車システムをインターネット回線でつなぎ配車システムを構築する「クラウド型」から、タクシー事業者のニーズに合わせて自由に選択が可能だ。

音声通話アプリは選択可能で、従来のトランシーバー方式に加え、低コストかつデータ配車に適した電話方式を新たに設定している

タブレットのLTE/4G通信により、地図データは5年間無償で自動更新し、常に最新データが利用できる。さらに、カーナビゲーション・システムのメーカーとして長年培ってきたノウハウを活かしたオリジナルのルート案内機能を搭載し、新人ドライバーでもスムーズに送迎が可能だ。

一般的なタブレットではカーナビゲーション・システムと比べ車両位置精度が低いため、専用IF-BOX(インターフェイスボックス)で、外付GPSアンテナ+車速信号+ジャイロセンサー(オプション)による車両位置精度向上を図っており、土地勘のない場所での送迎をサポート。

またIVR強制受付システム(Type-Aのみオプション機能。Type-Sは通常のIVR受付システムに対応)を採用。IVR(音声自動応答:Interactive Voice Response)受付システムを一般回線でも可能にした自動配車システムとなっている。急な豪雨などでオペレーター人員を上回る注文電話の着信があった場合、取りこぼしすることなく自動的にIVR受付システムで受付を行ない、受注から配車を自動的に完了させることができる。一般回線で使用できるため、特別な電話番号を周知させる必要がなく、ランニングコストも不要だ。

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