2015年4月23日、アルパインは2015年モデルのカーナビ、リヤビジョン、リヤカメラなどを発表した。各機種は5月下旬から順次発売される予定だ。
■カーナビ
世界初の従来比(WVGA)の2.4倍となる高精細WXGA液晶を搭載し、市販カーナビでは世界最大サイズとなる10型大画面を搭載したトヨタ・アルファード/ヴェルファイア専用モデルを始め「ビッグXプレミアムシリーズ」の新製品など、9型、8型の大画面搭載モデルと7型画面搭載モデルの車種専用カーナビ新製品を発表した。
アルパインが追求するアルパイン・スタイル・プレミアムスペース・デザインは車種ごとに最適な空間をデザインするというコンセプトだ。その代表ともいえるビッグXシリーズは2010年に登場した8/9型は、市販ナビ市場で車種専用・大画面という新たなカテゴリーを作り出した。2014年にはさらに大画面の10型に進化。2015年モデルはクリスタル照光キー、LEDライトを採用するなどさらに進化している。
ビッグXプレミアムシリーズ(10/9/8型)、ビッグXシリーズ(9/8型)は、従来のWVGAに対して2.4倍の高精細WXGA液晶ディスプレイを採用。運転席からでも助手席からでも見やすい高視野角方式、24ビットフルカラーにより鮮やかな表示を実現。
またこのシリーズはカーナビのエンジン部が新設計され、表示速度、データ転送速度が大幅に向上している。いずれの機種も車種専用のチューニングがされており、ダッシュボードにジャストフィットし、サウンドも臨場感の高い仕上げになっている。さらに、リヤカメラを装着した場合、実写画像による正確なバックガイドラインが表示できる。
前席と後席のコミュニケーションがとりやすいダブルゾーン機能も進化。DVDなどを後席だけで楽しむことができ、同時に走行中に前席の声が後席のスピーカーから聞こえる機能により、前後席でストレスのない会話ができる(別売のケーブル、リヤビジョンを使用)。
■リヤビジョン
リアビジョンは最大サイズとなる12.8型の大画面で、従来比(WVGA比)2.4倍の高精細なWXGA液晶を搭載したモデルをはじめ、新型リアビジョンシリーズをラインアップ。
ミニバン・ファミリー向けに設定されているリヤビジョンは、天井取付タイプとして2005年に登場以来ミニバンユーザーに好評を博し、2014年にはプラズマクラスター発生装置を一体化した。2015年モデルはリヤビジョン最大となるWXGA12.8型という大画面を発表。アルファード・ヴェルファイア専用モデルとしてデザインも車両とマッチングさせている。
ラインアップは12.8型をはじめ、11.4型、10.1型と3機種を設定している。
■カメラ
バックビューカメラをはじめ、“ドライブセンサー”の新型カメラシリーズの2015年モデルの詳細は以下のとおりだ。アルパインのバックビューカメラは車種専用ステアリング連動式で、ステアリング操作に合わせ予測ガイドラインを画面に表示できるようになっている。さらにミニバン用は車種に応じたリヤドアの開閉可能な距離も表示できる。
2015年モデルのHCE-C1000シリーズは、従来比2倍のダイナミックレンジで、明暗差の大きいシーンでも鮮明な映像で車輛後方を映し出すHDRバックビューカメラが新登場。明暗差が大きい場面でも鮮明な画像が得られるように進化している。またサイドミラーに取付け左前方の視界を確保できるサイドビューカメラ、Bピラーの室内側に取付け、後席の様子をモニター画面に表示できるルームカメラもラインアップしている。