グループPSAジャパンは2021年6月3日、プジョー、シトロエン、DSの各ブランドの7車種のディーゼルエンジンのECUに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は本国からの情報によるもので、ディーゼルエンジンのエンジン制御ECUのプログラムが不適切なため、DPFの内部温度が想定よりも高くなることがあるというものです。
そのため、DPFの内部フィルターが熱膨張により亀裂が生じることでDPFの浄化性能が低下し、排気ガスが規制値をクリアできなくなる恐れがあります。
対策は、該当車両のエンジンECUのプログラムを対策プログラムに書き換えるとともにDPFを新品に交換する、または排気ガスを計測し規定以上の粒子状物質が排出されている場合はDPFを新品に交換することになります。
該当車両は2018年5月~2020年8月の間に輸入されたプジョー308、508、3008、5008、シトロエンのC4スペースツアラー、C5エアクロス、DS7の7車種、合計4476台です。