新型「プジョー208/e-208」がヨーロッパ・カー オブ ザ イヤー2020を獲得【動画】

欧州カー オブ ザ イヤーは2020年3月3日、新型「プジョー208/e208」が獲得したことを発表した。ヨーロッパ・カー オブ ザ イヤーは1964年に設立され、最も長く続いている著名な賞で、ヨーロッパ23か国の60名の自動車専門ジャーナリストが選考する。通常は、ジュネーブ・モーターショーで発表されるが、今回はショーが中止されたため、オンラインでの発表となった。

今回の2020カー オブ ザ イヤーの対象モデルとしてノミネートされたのは、「BMW 1シリーズ」、「フォード・プーマ」、「プジョー208」、「ポルシェ・タイカン」、「ルノー・クリオ」、「テスラ モデル3」、「トヨタ・カローラ」の7車種だった。

最終選考に先立ち、60名のジャーナリストはフランス・パリ近郊のモルトフォンテーヌにある民間のテスト機関(UTAC CERAM)のテストコースとその近郊の道路で試乗を行なうとともに、7自動車メーカーのそれぞれのエンジニアや担当者と技術的、マーケティング的な観点からディスカッションを行なった。

新型プジョー208

そして60名の選考者は、5車種以上に25ポイントを配転して投票し、最終的なカー オブ ザ イヤー授賞車が決定される。

今回のプジョー208の受賞は、プジョーにとって2014年以降で3回目の受賞になる。新型208は、そのスタイル、機能性、効率性、価格それぞれが評価でき、市場に導入されてから5ドア・ボディだけのモデルにも関わらず好調で高い評価を受けている。

授賞理由は、以下のようにまとめられている。

十分な室内スペースと装備レベル、仕上がりのよいガソリンエンジンとディーゼルエンジン、そして何よりも開発当初から企画されたフル電動バージョン「e-208」はオーラを備えており、しかも内燃エンジン・モデルと同等のキャビン、ラゲッジスペースを備えている点を評価した。

プジョー e-208

「208」のガソリン・モデルのトップバージョンは、130psのエンジンと8速ATを備え、十分なパフォーマンスで楽しい走りを提供している。一方「e-208」は、内燃エンジン・モデルほど長距離走行はできないが、スタビリティが高く都市郊外の走行では最適だ。最高速は150km/hだが、加速力は期待以上。3相交流の充電器でフル充電にかかる時間はわずか5時間。100kW出力の急速充電器では、容量50kWhのバッテリーを80%充電するのは30分だ。

プジョー e-208

「208/e-208」は、プジョーらしくクイックなステアリング、俊敏なハンドリング性能で、ドライビング・プレジャーが感じられる。デザインは大胆で魅力的であり、キャビンは広い。

プジョーのi-コクピットは、小さなステアリングホイールの上に3Dのメーターパネルがあり、中央のデジタル・ディスプレイはドライバー側に少しオフセットし、その下にきれいにデザインされたトグルスイッチが並んでいる。インテリア全体が高い質感を備え、十分な装備だ。結論的にカー オブ ザ イヤーにふさわしいクルマで、確かに市場で好評なことでも納得できる。

プジョー・ブランドのジャン・フィリップCEOは、「カー オブ ザ イヤー賞を受賞したことを特に誇りに思っています。この受賞により、新型「208」は、Bセグメントのクルマの歴史に新たに特筆されるクルマとなりました」とコメントしている。

「208」は2019年10月にヨーロッパで発売以来、約11万台の受注を得ている。その全体の15%は「e-208」となっている。フランスでは2020年に入っても乗用車登録ランキングをリードしている。

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