Hyundai 韓国見て、聞いて、驚いた 2025 vol2 ソウルモーターショーとKAJA提携

みなさん、こんにちわ。モータージャーナリストでFMヨコハマ「ザ・モーターウィークリー」DJの高橋アキラです。

2025年4月3日から13日まで開催されていたソウルモーターショーを見に行ってきました。述べ51万人の来場者があったというニュースでした。そこで注目されたモデルと発表内容についてお伝えします。

人が多くて満足に写真撮れてませんが、左がNEXO(ネッソ)の新型が発表されました。NEXOは日本にも導入されているFCEVです。その後継モデルが今回発表されました。
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以前、Hyundaiの知らない一面を覗いてみたという記事で、NEXOのコンセプトモデル「INITIUM」(インシウム)を紹介しました。

ヒョンデはトヨタと同じようにFCEVの研究をし、乗用車、バス、トラックそしてインフラを見据えた事業を行っています。そのINITIUMの市販モデルがNEXOの後継モデルというわけ。韓国では4万台ものFCEVが走行しているという話で、近代化が遅れた意識も強い国民なので、新しいものへの取り組みは積極的だと感じますね。

右のクルマはアイオニック6のマイナーチェンジモデル。こちらも国内には導入されていないモデルなので、ピンと来ないと思いますが、クーペライクなセダンですね。

このオレンジのスーツの方が、ラジオで放送したサイモン・ロースビーさんです。今回国内でも発表されたAセグメントのスモールEV「インスター」のデザインを手がけた方です。そしてHyundaiの専務でもあります。
クルマを開発する時、日本ではデザインは最後の開発的な位置付けで、ボディサイズやパワーユニットなども決定してからなので、制約が多い中でデザインがスタートします。

でも消費者が購入するときの一番の理由はデザインから入りませんか?かっこいいと思うクルマを買いますよね。なのに、開発の手順としては後回しなんです。そこで、個性的なデザインのHyundaiのクルマたちはどうやってデザインされていくのか?サイモンさんにインタビューしたわけです。

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ほいで、こちらのコンセプトカーはインスターのパフォーマンスモデル「INSTEROID」(インスタロイド)

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開発スタッフの集合写真。やっぱり、グローバルなんだよなぁ、開発陣は。

ソウルモーターショーでポルシェはマカンと911カレラGTSを発表。メルセデスはGクラスのイメージオブジェを展示してました。

BYDも最近韓国へ力を入れ始めたようで、すでに日本で発売されているシールが発表されました。それと「DENZA Z9 GT」が展示されてました。カッコいい。

BMWはEV系をアピール。iXやi5などの展示とMINIはシリーズを展示。JCWも展示されてました。そして右の写真はGENISISのブースなんですが、人だかりがすごくて何も見えん。。。

ここでは驚きの発表がありました。2026年ジェネシスはWECに参戦します!と。ドライバーはアンドレ・ロッテラーのようでした。そして2027年にはIMSAに2台体制でエントリーすることも発表しました。

ジェネシスブランドは日本にはないので、ピンと来ないかもしれませんが、Hyundaiのプレミアム・ブランドです。レクサスと同じような立ち位置ですかね。ラインアップもG80、G90はセダンでメルセデス・ベンツのEクラス、Sクラスをライバルに位置付けているモデルです。今回はG80のEVで韓国国内をドライブしたので、このシリーズの後半でお伝えします。

プレスカンファレンスをひと通り取材したあとは、韓国の自動車ジャーナリスト協会(KAJA)と協力関係を結ぶ調印式が行なわれました。
これは高橋アキラも所属する日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)が協力し合う内容で、韓国でニュースにもなりました。

(ソウル聯合ニュース】キム・ボギョン記者=韓国自動車記者協会(KAJA)は3日、京畿道高陽市のキンテックスで日本自動車記者協会(AJAJ)と相互協力強化のための業務協約(MOU)を締結したことを明らかにした。

両国協会はMOUに基づき、▲最新自動車技術情報及び研究資料の共有 ▲韓国と日本で開催されるモビリティショーの相互招待及び共同イベント開催 ▲取材支援などで協力する予定だ。

日本自動車記者協会は1969年に発足し、100人余りの自動車専門記者が毎年「日本今年の車」を選定する。

韓国自動車記者協会は国内主要新聞、放送、通信社など59のメディアを会員社としており、「大韓民国今年の車(K-COTY)」を毎年審査して発表している。

一部誤解があったようで、J-COTYはAJAJが選んでいるのではないのですが・・・ま、いいか。

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