2014年8月6日、トヨタは2002年に発売された商用バンの「プロボックス」、「サクシード」を12年振りにビッグマイナーチェンジし、プロボックスはカローラ店、サクシードはトヨタ店、トヨペット店で9月1日から発売すると発表した。
今回のマイナーチェンジでは、ビジネスシーンで実際にクルマを使用する人々が求める機能をさらに磨き上げること、歩行者保護性能の向上、そして1.3L車に吸排気カムにVVTiを採用した1NR-FEエンジンを新搭載した。
1NZ-FE型の1.5L車とともにトランスミッションは4速AT、5速MTは廃止され、Super CVT-iのみの組み合わせでクラストップの燃費性能を実現。全車「エコカー減税」の対象とした。さらにVSC、TRC、ヒルスタートアシストコントロールを全車標準装備としている。
プラットフォームが改良され、サスペンションの一部構造変更。ロール剛性を高めたことで緊急回避性能を向上させ、操縦安定性と乗り心地の良さを追求。フロントブレーキもディスク径を拡大している。また車速感応型電動パワーステアリングを全車に採用。室内は広い荷室空間を備え、長時間乗車の際でも、より快適な座り心地を実現したフロントシート、運転席から手の届くところに設置した汎用性の高い収納スペースなど、快適性と使い勝手の良さを追求している。
エクステリアはフロントバンパー、グリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどのデザインを変更しタフさを強調。ボディ色は、新規設定色2色(ライトグリーンメタリック、ボルドーマイカメタリック)を含む、全6色を設定。なお生産はダイハツが担当する。