2014年5月12日、スロバキアリンク(スロバキア)で行なわれたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4戦でシトロエン・レーシングは予選で1-3位を占め、レース1では1-2フィニッシュを飾り、圧倒的な戦闘力をまたしても見せ付けた。
今回の第4戦も、前戦で設定された性能調整により、シトロエンC-エリーゼWTCCに対し、60kgのウエイトハンデが搭載され、ライバル他車はウエイトハンデなしで、60kgと人間一人分の重量差があるが、予選ではシトロエンのホセ・マリア・ロペスがトップタイムをマーク。セバスチャン・ローブが2番手、イヴァン・ミューラーが3番手と、シトロエン勢が上位を独占した。
決勝レースの天候は雨となり、レース1ではローブが絶妙のスタートを見せトップに立ち、出遅れたポールポジションのロペスがそれに続く。ミューラーは4番手だったが、フライングスタートと判定され、ドライブスルー・ペナルティが科せられることになったため、最後尾に転落。
ローブ、ロペスの2台は3番手以下を引き離したが、雨は次第に激しさを増しコンディションが悪化。5周終了時点でセーフティカーが導入された。その後4周にわたりセーフティカー先導での周回が続いたが状況はさらに悪化し、レースはそのまま終了となった。ローブは今季2勝目、ロペスが2位となりシトロエンC-エリーゼWTCCが1-2フィニッシュ。ペナルティにより大きく順位を下げたミューラーは、猛烈な追い上げをみせて10位入賞を果たした。
なおスロバキアリンクはその後も激しい雨と風に見舞われ、危険なコンディションと判断した主催者はレース2をキャンセルした。シトロエンC-エリ-ゼWTCCは開幕戦から連続で勝利を収め、ドライバーズ選手権ポイントでも1位ロペス、2位ローブ、3位ミューラーと上位を独占している。
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