トヨタは、米国時間4月14日から23日まで開催されるニューヨーク国際自動車ショーにおいて、新たなコンセプトカー「TOYOTA FT-4X」を世界初披露する。
“Future Toyota – Four-Wheel Drive Crossover”をその名称の由来とするTOYOTA FT-4Xは、アウトドアシーンを中心にクルマの新しいあり方を提案する小型SUVベースのデザインコンセプト。米国のデザイン拠点Calty Design Research, Inc.が手がけた車両で、米国において、「手軽さ」や「カジュアルさ」を好み、思い立ったらすぐにアウトドアに出かけたい都市部在住の「ミレニアル世代」(30代半ばまでの若者世代)をターゲットに想定して企画した。
デザインテーマは「Rugged Charm(頑丈で魅力的)」。エクステリアでは、「X(エックス)」をモチーフにした特徴的なスタイリングとしつつ、グリルは水平基調を採用してトヨタの伝統的なSUVデザインも踏襲した。
また、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)のプラットフォームを採用し、4WD性能も搭載することで、走る楽しさやタフユース性能も備える。さらにインテリアでは、取り外し可能で外でも使えるオーディオやルームライト、飲料用ボトルとして使えるドアハンドル、センターコンソールに収納して普段はアームレストとして機能する寝袋など、アウトドアシーンで役立つユニークな装備やデザインを数多く採用。いつ、どんな場所からでもアウトドアに出かけて、活躍できるクルマを目指した。
ーーCaltyの社長を務めるケビン・ハンター(Kevin Hunter)
「今回、私たちは、クロスオーバー車が都市部や郊外でのアウトドアシーンに付加できる楽しさや新たな価値を追求しました。TOYOTA FT-4Xは、スタイリングと機能が融合したクルマであり、思いやりと魅力にあふれた装備を通じて、アウトドアでの楽しさと利便性を提供することができるクルマです」と語った。
また、スタジオ・チーフ・デザイナーのイアン・カルタビアーノ(Ian Cartabiano)は「デジタルなインターフェースが多用される現代でも、メカニカルなデザインや機能の満足感は重要だと考えており、TOYOTA FT-4Xのデザインや装備の多くはその考えをもとに企画した。お客様にはこのクルマと接してワクドキを感じて欲しい」と述べた。
TOYOTA FT-4Xの詳細
◆デザインテーマと4つの構成要素
テーマ:「Rugged Charm(頑丈で魅力的)」
Simplicity:複雑さを排除した目的にかなうシンプルさ
Capability:様々な用途に応える多彩な機能・性能
Durability:日常ユースでもアウトドアユースでも発揮される耐久性
Lineage:ランドクルーザーなどトヨタの歴代SUVが備える伝統を継承
◆主要諸元(単位:インチ)
ホイールベース 103.
全長 167.3
全幅 71.7
全高 63.9
コンセプト動画
https://youtu.be/14uwB23VFAs
エクステリア・インテリア紹介動画
https://youtu.be/Q6JGNz2Xar4