2015年2月5日、パリで開催されたACO(フランス西部自動車クラブ)が開催した世界耐久選手権(WEC)シリーズのプレス・カンファレンスで、2015年シーズンのWECには新記録となる35台のマシンが参戦することが発表された。WECシリーズは4月12日に開催されるシルバーストン6時間レースが開幕戦となる。
プレス・カンファレンスで、LMP1クラスが11台、LMP2クラスが10台、LM GTEクラスが14台が出場することが発表され、レースのスタートはフルグリッド状態となった。やはり話題は新たに参戦する日産 GT-R LM NISMOで、ゼッケンは21、22、23号車と決定した。WECシリーズには22号車、23号車がフル出場し、ル・マン24時間レースには21号車も加わる3カー体制となる。2014年チャンピオンのトヨタは今シーズンは1号車、2号車。アウディは7、8、9号車のゼッケンとなり、ポルシェは17、18、19号車となっている。トヨタのみは2カー体制でル・マンを戦うことになるわけだ。
日産・チームのドライバーは、すでに発表したマーク・ジェネに加え、日本のスーパーGT選手権でGT-Rでチャンピオンを獲得した松田次生、イギリスのハリー・ティンクネル、フランスのオリビエ・プラの3名が新たに発表された。これで日産・チームの3台のマシン、9名のドライバーのうち4人が決定したことになる。ハリー・ティンクネルは、2014年のル・マン24時間レースのLMP2クラス優勝、ヨーロッパ・ル・マンシリーズでもシリーズ2位に入った23歳の俊英。オリビエ・プラは2008年からル・マンシリーズのLMP2に参戦し、好成績を上げてきた実力のある34歳のベテランだ。
LMP1のハイブリッドシステムを搭載しないプライベートチームは、リベリオン、ロータスが参戦する。
LMP2クラスは、アルピーヌ、リジェ、HPD、モーガン、オレカ、ストラッカー・ドームという6シャシーメーカーがマシンを供給。出場チームは10台となる。
LM GTEプロクラスは、フェラーリが2台、ポルシェが2台、アストンマーティンが3台で参戦する。さらにコルベット・レーシングも参戦する計画だ。
世界耐久2014関連情報
トヨタ関連情報
日産関連情報
アウディ関連情報
ポルシェ関連情報
FIA WEC公式サイト
ACO公式サイト