トヨタ自動車は2016年5月26日~27日に開催中の第42回先進国首脳会議(通称:伊勢志摩サミット)に、一般道での自動運転走行を目指し開発中の、新型自動運転実験車「Urban Teammate」を提供したと発表した。
同車は2015年10月に公表した、自動車専用道路での自動運転走行を可能とする「Highway Teammate」に続いて、「Mobility Teammate Concept」のもとで開発した自動運転システムの第2弾となる。
今回の実験車はレクサスLSに「Urban Teammate」を搭載。一般道の自動走行に必要となる歩行者、二輪車、障害物を検出可能とするほか、交差点での右左折や信号機認識、道路規制情報に従って走行することを念頭に開発している。そのため、センサーとしてGPSやカメラに加えて、周囲の距離画像計測機能を備える新規開発の「SPAD Lidar」を新たに搭載している。
今後は2015年12月に発表した地図自動生成システムやAIなどを追加搭載して、「Urban Teammate」を常に進化させることで、より複雑な交通環境下で自動運転の実験を実施していく予定とのことだ。