【トヨタ】つくばモビリティロボット実験特区でパーソナル移動支援ロボット「Winglet」の公道実証実験開始

施設内を走行するウイングレット

茨城県つくば市とトヨタは、2013年7月24日から「つくばモビリティロボット実験特区」で、トヨタが開発を進めている立ち乗り型のパーソナル移動支援ロボット「Winglet(ウィングレット)」による歩道での公道実証実験を開始すると発表した。公道での「Winglet」による実証実験は今回が初めて。

「Winglet」は、誰でも安心して自由に移動できる社会の実現に貢献することを目的に、電動・立ち乗りタイプの充電式の電動2輪車で、2008年8月に発表されたプロトタイプだ。この実証実験は「Winglet」を将来的に公道(歩道)で利用することができるよう安全性、実用性、利便性を検証することを目的に、2013年度から3年間の計画で実施するという。

2013年度は、「安全性」の検証に重点を置き、産業技術総合研究所の職員やつくば市職員などが、通勤や勤務時の外出の際に公道(歩道)などで利用することで、走行時の安全性や歩行者など交通との親和性を評価する。2014年度以降は、需要見込みや、市民の移動支援・地域の活性化・環境改善への貢献度などの実用性、利便性について検証する予定になっている。

つくば市では、「つくばモビリティロボット実験特区」の認定を受け、2011年6月から日本で初となるパーソナルモビリティロボットの公道実験を行ない、これまでに延べ7000kmを超える実験走行を行ってきているが、トヨタもこの「Winglet」で実証実験に参加することになった。

 

 

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