トヨタ 米国サンフランシスコで「i-ROAD」を活用するビジネスプラン・コンテストを開催

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写真右が優勝した Weiner 氏。左はi-ROADの開発を担当したトヨタの谷中壮弘主査

トヨタ自動車は米国カリフォルニア州のサンフランシスコ市で2015年11月13日に、新しいクルマづくりや楽しみ方につながるビジネスプランを競うイベント「Toyota Onramp 2015」を開催した。本年は各参加者が持続的なモビリティ社会構築に向け、パーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」を用いて、現地の都市交通システムが抱える課題を解決するためのビジネスプランを提案。審査の結果、以下の3チームが入賞した。優勝チームは今後トヨタとともに、提案プランの実現性を検証する。
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予選にはシリコンバレーのベンチャー企業や起業家など40 チーム以上が参加し、これを通過した10チームが当日の本選に挑んだ。本イベントは2014年に引き続き、オープンイノベーションという手法を取り、トヨタの枠組みや考え方を超えて、従来にない新しい知見や発想を幅広く取り入れ、さらに革新的な商品やサービスを見出すことを目的としている。2014年12月には新しいクルマの楽しみ方について外部のアイデアを募るべく、「つながる」クルマのアプリ開発イベントを開催している。

ちなみにサンフランシスコでは、人口増加に伴って慢性的に渋滞が発生するとともに、街中で駐車場を見つけることが難しいなど、車両増加に伴う課題を抱えている。

優勝した Weiner 氏は「以前から自分のクルマへの情熱に技術を組み合わせられるような仕事をしたいと思っており、今回トヨタがその機会を与えてくれた。トヨタとともにこのプランの実現性検証に取り組めることを非常に楽しみに思っており、自分のアイデアが具現化されるかどうか、ぜひ見てみたい」と述べた。

当日の審査には、i-ROADの開発を担当した谷中壮弘主査、2016年1月に設立する人工知能の新会社Toyota Research InstituteのCEOであるギル・プラット博士らが加わった。

谷中主査は「今回、シリコンバレーの皆さんのお話を直接うかがって、私自身も考えつかなかったさまざまなアイデアに大変ワクワクした。マシンとの一体感を味わいながら軽快に走行できるi-ROADは、将来の都市交通のあり方を大きく変える可能性を秘めており、参加者から好意的に受け止めていただいたことに手ごたえを感じている」とコメントした。
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なおイベントでは基調講演のほか、i-ROADや燃料電池車「MIRAI」の試乗会も実施。トヨタと各参加者が双方向的に交流し、それぞれが持つ知見や意見を積極的に交換する場となった。

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