三菱は2015年12月17日、コンパクトミニバンの「デリカD:2」をフルモデルチェンジし、全国の系列販売会社を通じて販売を開始した。
デリカD:2は、スズキ・ソリオのOEM車として2011年にデビュー。今回フルモデルチェンジした2代目も、初代同様にソリオのOEM車となる。
新型デリカD:2が搭載するパワートレーンは、1.2L直列4気筒エンジンに、モーター機能付き発電機とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドのみ。先代モデルから約100kgの軽量化を果たした車体と合わせて優れた燃費性能を実現し、JC08モード燃費で27.8km/Lの低燃費を達成している(2WD車)。
また、安全装備も充実。衝突被害軽減ブレーキシステムや誤発進抑制機能(前進時)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能といった、三菱の先進予防安全技術「e-Assist」を標準装備。さらに、エマージェンシーストップシグナルやヒルホールドコントロールも採用されている。
ラインアップは、標準モデルとカスタムの2シリーズ展開で、それぞれソリオとソリオ・バンディットに相当する。グレードは標準のデリカD:2に3グレード、デリカD:2カスタムに1グレードの4グレード展開。デザイン面はバッジエンジニアリングとなるので、内外装共にソリオシリーズに準じており、カスタムはソリオ・バンディット同様、ルーフカラーが異なる2トーンボディカラーも採用される。
新開発プラットフォーム、コンパクトなボディサイズからは想像できないほど広い室内を作り出したパッケージングと居住性、実用性を高める両側スライドドアなど、クラスを越えた実力の高さはソリオ譲りだ。