スズキは2020年11月19日、軽自動車「アルト」、「ワゴンR」、「スペーシア」の燃料タンクに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの58件の報告によるもので、樹脂製燃料タンクの燃料蒸発ガスホースの材料と圧力調整弁の表面粗さが不適切なため、圧力調整弁が固着するものがあるというものです。
そのため、そのまま使用を続けると、燃料タンクが負圧になり変形することで、燃料レベルゲージが傾き、燃料計が実際の燃料残量より多く指示するため、燃料残量警告灯が点灯することなく予期しないガス欠になり、エンストする恐れがあります。
対策は、燃料蒸発ガスホースと、通気配管を対策品に交換することになります。
該当車両は2014年12月から2018年4月までに生産された、アルト、アルト・ラパン、ワゴンR、スペーシア、OEMモデルのキャロル、フレア、フレア ワゴンの7車種で、合計76万9032台です。