2015年6月15日、スズキはマレーシアの国民車メーカー「プロトン社」と協力関係を進めることに合意し、6月15日に協業の覚書と技術援助契約を締結したと発表した。
マレーシアで、プロトン社マハティール会長(マレーシア元首相)とDRBハイコム社のサイド・モハマド会長出席のもとに、プロトン社ハリスCEO(最高経営責任者)、DRBハイコム社ラジフCOO(最高執行責任者)、スズキ会長兼社長・鈴木修氏の3名により調印式を行なった。
今回合意した協業の第一段階として、スズキがスズキ車のノックダウン部品をプロトン社に供給する。プロトン社は自社工場でプロトンバッチを付けて生産を行ない、マレーシア国内の販売網で販売していく計画だ。
当初はまず小型乗用車1車種のノックダウン用部品を供給し、2016年夏頃よりプロトン社のタンジュンマリム工場で生産を開始する予定だという。他のスズキ車種については今後検討していく。将来的には、エンジン、トランスミッションの供給を行ない、プロトン社独自開発モデルへの搭載も計画する構想だという。