2012年6月18日、スズキはコンパクト･ハイトワゴンの「ソリオ」に、存在感を強調したデザインの「ソリオ・バンディット」を追加設定し、6月28日より発売すると発表した。また、「ソリオ」全機種の仕様を一部変更し、6月18日より発売を開始した。
今回発売する「ソリオ バンディット」は、20代〜30代の若いユーザー層の多様な趣向に応えるため、斬新で圧倒的な存在感を持つ専用のデザインを採用した。ソリオのバリエーションとしては、2011年11月に発売した特別仕様車「Black&White」を発展させたモデルと考えられる。
フロントマスクは、LEDポジションランプを内蔵したヘッドランプ、フロントのアッパー、ロアグリルにピアノブラック塗装を施すことで存在感を表現。さらに、立体感あふれる造形のフロント、リヤバンパーや専用デザインの15インチ・アルミホイールなどを採用している。精悍で力強いイメージのエクステリアとなっている。このため、バンディットのボンネットの高さは標準のソリオより20mm高くなっている。
インテリアは、ストライプ柄の専用シート表皮を採用し、インパネやドアトリムをブラック基調にまとめるなど、引き締まった印象としている。なお、ソリオ・バンディットのパワーユニットなどのハードウェアはソリオとまったく共通だ。
「ソリオ バンディット」の設定にあわせ、ソリオ全機種に、乗降グリップ（後席両側）や防眩式ルームミラーなどを新たに採用して使い勝手を向上。またアイドリングストップシステム搭載車（2WD車）の燃費を21.8km/Lと従来より＋0.6km/L向上させるなど、一部仕様変更を実施した。さらに、「G」グレードに4WDの新機種「G4」を設定した。
■ソリオ全機種共通の仕様変更点
・アルミホイールとタイヤを14インチから15インチへ変更した。（X、Sグレード）
・後席両側に、乗降時につかまりやすいグリップを新たに装備。
・防眩式ルームミラーを新たに採用。
・時間調整付フロント間欠ワイパーを新たに採用。
・車体色に、濃灰色「ルナグレーパールメタリック」を設定。（特別仕様車BLACK&WHITEを除く）
・アイドリングストップシステム搭載車の燃費向上：ソリオのアイドリングストップシステム搭載車（2WD車）に、低粘度のCVTオイルを採用して、CVT内のフリクション（摩擦抵抗）を低減しJC08モード燃費を21.2km/Lから21.8km/Lに向上。
・4WD車の新機種を設定：「G」グレードに、4WD車の新機種「G4」を設定。
