2015年6月30日、スバルはWRX S4、WRX STIを一部改良し、同日より発売した。今回の改良により、アイサイトver3を標準装備するWRX S4だけではなくWRX STIにも後方など死角をレーダーやカメラでカバーするアドバンスドセーフティパッケージがメーカーオプションとして設定された。
アドバンスドセーフティパッケージは、2015年4月に発売されたレヴォーグBタイプから新設定され、レーダーによる後側方警戒支援システム、カメラによるサイドビューモニター、ハイビームアシスト、LEDによるアイサイトアシストモニターがセットにされている。(WRX STI用はアイサイトを装備しないためアイサイトアシストモニターはない)
またWRX S4はダンパーのチューニング、ボディ各部への吸音、遮音材を追加することで静粛性、乗り心地、質感を向上させている。特にビルシュタインを装備しないS4 2.0 GT用のダンパーは初期のフリクションをコントロールし、微小なストロークの作動時にでもより正確に減衰力が発生できるようにし、乗り心地を改良。またキャビンの後部に制振材、吸音材を追加し、特に高速走行時の風切音やロードノイズを低減している。
さらに今回からWRX S4 GT SにはSTIモデルに装着されている18インチのハイパフォーマンスタイヤのダンロップ SPスポーツMAXX(245/40R18)、電動チルト&スライド式サンルーフが新たにオプション設定された。ボディカラーは、新色のピュアレッドが新設定されている。
WRX STIは、アドバンスドセーフティパッケージの新設定以外は変更はない。