2018年1月12日、東京オートサロン2018でスバル/STIのコンセプトカー「VIZIV パフォーマンス STI コンセプト」がベールを脱いだ。このコンセプトカーは2017年の東京モーターショーで初披露された「VIZIV パフォーマンス コンセプト」のSTI版だ。
今回登場した「VIZIV パフォーマンス STI コンセプト」の車両スペックは、全長4650mm、 全幅1950mm、全高1430mm、ホイールベース2730mm、タイヤサイズは245/40R20と発表されている。
東京モーターショーにおけるVIZIV パフォーマンス コンセプトのスペックは全長4630mm 全幅1950mm、全高1430mmであり、STI仕様は全長が20mm伸びているだけで、その他は共通だ。
VIZIV パフォーマンス STI コンセプトは、前後バンパー サイドシルスポイラー、そして大型のトランク・スポイラーが新しくデザインされているが、この点も従来のWRXとWRX STIのデザイン差別化の文法に沿っていることがわかる。
デザインは、スバルの基本フォーマット「ダイナミック&ソリッド」に従い、前後のパンパーや大型のリヤスポイラーなどをアグレッシブなフォルムにすることでSTIバージョンらしさを演出している。
もはや改めていうまでもなく、東京モーターショーで発表された「VIZIV パフォーマンス コンセプト」が次期型「WRX」、そして今回登場した「VIZIV パフォーマンス STI コンセプト」は次期型「WRX STI」ということになる。
エンジンやトランスミッションなどはまったく発表されていないが、唯一ルーフ前端に2個のカメラがレイアウトされており、アイサイトを搭載していることがわかる。
現在のVA型のWRX/WRX STIよりホイールベースが80mm延長され、ボディサイズもわずかに大きくなっているが、車格としては同等と見て良いだろう。もちろんプラットフォームはSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)が採用され、高剛性化を図り、操縦安定性はより高いレベルに引き上げられ、グローバル市場でトップレベルに位置する運動性能が追求されているはずだ。
次期型WRXの登場は2018年の初夏を迎える頃には明らかになるだろう。